その後も俺達は腕を組んだままデパート内を物色した
途中こなたに服を買ってあげたり、(服ってこんなにするんだな・・・)
パン屋に焼きたてのチョココロネを見つけたこなたの上目遣いのおねだりに
もう当然のごとく引っかかり、そのチョココロネを椅子に
座って食べるこなたの様子(主に食べ方)を見て
ある理由で俺の理性が音を立てて崩れ去り、
その後またある理由で椅子から立ち上がれなくなったり
…と、そんなほのぼのデートを満喫し
待ち合わせ場所の駅前に戻ってきて
そこにある長椅子に2人並んで座っている
もう外は夕暮れ時、赤く染まった町並みは
どこか懐かしく、子供のころの思い出を
配送料無料で俺達の心に運んできてくれる
夕日に染まったこなたの顔は
かのダニエル・J・ダービーの言葉を借りるなら
最高に「グッド!!」だったぜ
夕日に染まったキョンキョンの顔は、
なんだかとってもかっこよかった
今日なぜ私がデパートに行きたかったかというと
それはもうみんなわかっていると思う
キョン君とハルにゃんが一緒に腕を組んで歩いていた・・・
その光景を見たとき、現実だと理解するのに随分時間がかかった
もうこの世の終わりが来たかのような・・・ってもういいや
だから今日、私はあんなにキョンキョンにベタベタしてたんだけど
あんな人がいっぱいいるところでキスするなんて聞いてないよぉ
でも・・・嬉しかったー
最終更新:2007年07月27日 20:29