キョン「そうじろうさん・・・」
そうじろう「ひさしぶりだな」
キョン「えぇ、おひさしぶりです」
そうじろう「キョンキョン、どうやら俺達は、消えちまうらしい」
え?いまなんて・・・
そうじろう「いやーびっくりしたよー今日急にながもんが来てねぇ」
キョン「長門が?」
そうじろう「それでいきなり「あんたは後数時間でこの世界から消失する」だもんな」
キョン「・・・」
そうじろう「普通なら、そんな馬鹿げた話、信じるわけないだろ?
でも、ながもんの顔見てたら・・・あ、本当なんだって思っちまってさぁ」
そうじろう「それで、キョンキョンには?」
長門「私がこの後、説明しに行く」
そうじろう「・・・ながもん、キョンキョンには俺から言ってもいいかな?
彼に、ひとつ言っておきたい事があるんだ」
長門「・・・別に」
そうじろう「ありがとう」
そうじろう「キョンキョンには・・・感謝してる」
こなたは、俺に似てあんなだからな・・・今まで誰とも付き合ったりとか、
したことなかった・・・だから、初めてキョンキョンを見たとき
こなたが落ち込んで帰ってきたこともあったし、あんなこと言ったけどな・・・
その後、失礼ながらこなたの部屋の前で聞き耳立ててたんだが、
その時に、こなたの初めての相手がキョンキョンでよかったと心からそう思ったよ
キョン「・・・そうじろうさん」
そうじろう「キョンキョン、君に頼みがあるんだ」
キョン「・・・」
そうじろう「ながもんはいろんなことが出来るらしいな、情報を操作したり・・・
でも・・・こなたが消えても・・・あいつのこと、忘れないで欲しいんだ」
キョン「消えるなんて、そんな・・・」
そうじろう「辛いとは思う・・・大切な人を失う事の辛さを、俺はよーく知ってる」
そうか・・・こなたのお母さん・・・
そうじろう「でもな、その人にとって・・・かなたにとって、忘れらさられるのは
もっと辛いはずなんだ・・・」
キョン「・・・」
最終更新:2007年07月27日 21:40