その後の憂鬱3

それなのに、私は自分のことばかり考えてた
キョンキョンのことをなにも考えずに
自分だけが辛い思いをし、自分だけが苦しんでいるかのように
自分だけが、この世界から消えてしまうかのように
自分だけが・・・自分だけが・・・


キョンキョン!!
私はキョンキョンの家を飛び出した
気づかなかったけど、今まで雨が降っていたみたい
今はもうやんでいるけど、空がとても淀んでいる

キョンキョンの家のすぐ近くにある、階段を上った先の小さな公園
そこの片隅にポツンと設置してあるベンチに、
キョンキョンはじっと下を向いて座っていた・・・

こなた「キョンキョン!ビショ濡れじゃん!!」
キョン「お前だって、顔が濡れてんじゃねーかよ・・・涙で」
こなた「え?・・・」
我慢してたと思ったのに、私の顔は涙でグショグショだった



キョン「こなた・・・俺、あんなこと本気で思ってなんか・・・」
こなた「わかってるよ、そんなこと」
キョン「ごめんな・・・ごめん」
こなた「もういいって」
キョン「でも、俺一番言っちゃいけないことを・・・」
こなた「キョンキョン!!」
キョン「??」
こなた「・・・もうイインダヨー」
キョン「バカ!!こんなときに・・・・・・・・・グリーンダヨ」
こなた「ぶっ!!言ってんじゃん」
キョン「聞こえてたか」


こなた「・・・そうだ!!」
キョン「どうした?急に」
こなた「あの時出来なかった事、もう一回やって?」
キョン「何のことだ?」
こなた「もぉー、知ってるくせにぃ」
キョン「・・・やれやれ」
こなた「ほらほら早く、こうブチュ~っと」
キョン「お前なぁ、ムードってもんがあるだろー?
     それに年頃の女の子がブチュ~なんてこと言うか?
     飲み屋の酔っ払ったエロおやじでも言わねぇぞ」
こなた「硬いこと言わずに早く!!乙女を待たすんじゃないよ」
キョン「わかったよ」

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最終更新:2007年07月27日 23:21
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