涼宮ハルヒの入替
ただし主人公はかがみ
257 名前:109じゃなくて107でした[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:41:24.08 ID:9fE3N7e9O
ちなみにかがみ×キョンだ…
キョン「さて…今日はSOS団の集まりもないし…久しぶりにゆっくり帰るとするか…」
ハルヒ「あ、キョン君」
かがみ「ちょっと!どんするのよ」
ハルヒ「…もう…知らないわよ…あたしだって困ってるの」
かがみ「ったく…こんなことあるはずない…のに…」
こなた「お~い!キョンキョーン!暇ならゲマズ寄ってかない~?」
キョン「お、こなた。んー…まあいいか、買いたい本もあったしな」
ハルヒ「あ!キョン君が…」
かがみ「なによ?キョンがどうしたって?」
ハルヒ「な///なんでもないわよ」
かがみ「とにかく…この状況をなんとかしないと…」
ハルヒ「でも…入れ替わったなんて誰が信じてくれるかな…」
259 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:43:27.86 ID:9fE3N7e9O
涼宮さんとは別行動ってことになったけど…。どうすりゃいいのよ…
見た目は涼宮ハルヒだけど中身が柊かがみだなんて言うなんて明らかに頭のおかしい人よね…
あぁ…涼宮さん…つかさやみゆきに会ったときに巧く隠してくれるといいけど…
古泉「おや、涼宮さん。どうかなさいましたか?」
ハルヒ「へ?あ…いや(えーと…えーと)古泉はここで何してるの?(これでいいのかな…)」
古泉「……。いや、これからバイトでしてね。僕ではお力にはなれませんが、困ったことがあったら長門さんにお話するといいですよ」
ハルヒ「だ、大丈夫よ。じゃ、バイト頑張ってね(あー…明らかに不自然よね…)」
非常にわかりにくいですがハルヒ「」はかがみの台詞で、
かがみ「」はハルヒの台詞です。
ハルヒ「あの…ゆ、ゆき(確かこれでいいのよね…)。ちょっといいかしら」
長門「…何」
ハルヒ「あんた…人格が入れ替わるって信じる?」
長門「文学作品にはよくあること。しかし現実では稀。」
ハルヒ「そ、そうよね。普通有り得ないわよね」
長門「ただしあなたの場合は世間一般の理論は当てはまらない」
ハルヒ「え?もしかして私が涼宮さんと入れ替わったのに気付いてたの?」
長門「さっきまで確証はなかった。しかし明らかにあなたと柊かがみの挙動が不審だった。そして今、あなたの質問によって確証を得た。」
ハルヒ「じゃ、じゃあ元に戻る方法は…」
長門「それはまだわからない」
ハルヒ「そう…そうよね。そんな簡単にいかないわよね。」
長門「………」
ハルヒ「やっぱり自分で探してみるわね。ありがとう、長門さん。」
長門「まって。」
ハルヒ「なに?」
長門「これを…彼に渡して、相談するといい」
ハルヒ「この封筒を…彼って…キョン君?」
長門「……コクリ」
――次の日
今日は家をいつもより早くでた。昨日別れたあとの涼宮さんがちゃんと振る舞ってるか気になるけど…。
とにかく学校に行かなきゃ始まらないし。キョン君に渡さなくちゃいけないものもある。
ハルヒ「あ、キョンく…キョン!ちょっとこっちに来なさい。」
キョン「朝っぱらからなんだ?」
ハルヒ「昼休みに部室に来ること。いいわね(これでよし…)」
キョン「…何でまた……いや、わかった」
かがみ「ちょっと、あんた私になりきって変なことしてるんじゃないわよね」
ハルヒ「あなたこそ、つかさ達に感付かれなかった?」
かがみ「一応…努力はしたわ。早く寝たし…あまり喋らないようにしてた」
ハルヒ「よかった…わたしもよ。」
かがみ「で?さっきはキョンに何を吹き込んでたのよ」
…一応隠しておいたほうがいいかな…
ハルヒ「関係ないことよ。気にしなくて大丈夫。」
かがみ「…まあいいわ。わたしもいろあろ探してみるから、あんたも気付かれないようにね!」
ハルヒとかがみのキャラが違ったりするところは脳内ヨロ
267 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:47:35.70 ID:9fE3N7e9O
――昼休み
キョン「……で何の用だ?」
ハルヒ「(長門さんは居ないのね…)これ。」
キョン「なんだこれ?封筒…から栞?」
ハルヒ「長門さんに渡すように言われたのよ」
キョン「長門さん…?……まぁいい………なるほど」
ハルヒ「な、何が書いてあったの?」
キョン「ああ。ちょっとな。で、お前はどうしたんだ?見たところハルヒじゃないな」
ハルヒ「え?キョン君にもわかるの?」
キョン「まあな。こういうことには慣れてるんだ。それに長門や俺の呼び方だって変わってるしな。」
さすがキョン君だなぁ///
キョン「間違ってたらすまん。中身は柊かがみってことでいいか?」
ハルヒ「すごい!正解よ。」
キョン「さて、本題に入る前にちょっといいか?」
270 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:48:45.98 ID:9fE3N7e9O
少しすると部室のドアが開いた。キョン君が古泉君を呼んだみたい。
古泉「珍しいですね。あなたから僕を呼ぶなんて」
キョン「お前の考えも聞こうと思ってな」
そういうとキョン君は私の方に手を出し、こう言った。
キョン「こいつは…ややこしい話だが、見た目はハルヒだけど中身がかがみらしい」
古泉「ふむ…。いつからですか?」
かがみ「…えーと…昨日の昼休みに涼宮さんと会って…それから、いつのまにか…」
古泉「やはりそうでしたか。ふふふ、どうしてって顔をしていますね」
心を読まれた!
でも確かに今のあたしの顔をみたら誰でもわかるかもしれない。
古泉「昨日僕が話し掛けたときに不審に思ったんですよ。それで、一応長門さんに回ってもらったんです」
ハルヒ「そういうことだったんだ…。」
古泉「はてさて、今までの話からすると解決はそう遠くないはずです。」
キョン「それは本当か?」
古泉「えぇ。僕の推理では、おそらく涼宮さんは嫉妬していたんですよ。柊かがみさん。あなたにね」
271 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:50:50.66 ID:9fE3N7e9O
キョン「どういうことだ?」
古泉「つまりこういうことです。最近かがみさん、あなたが彼によく近付いてイチャついてるように見えていたんですよ。」
キョン「俺にそんなきはなかったぞ」
古泉「えぇわかっていますよ。だからこそ涼宮さんは悩んだのです。彼女はいくつかの妨害もしました。
しかし、いっこうにあなたは離れてくれない――
そんなことがしばらく続くうちにあなたが羨ましくなっていたんですよ。
心の奥底でね。そしてついに入れ替わるにまで至ってしまったのです」
キョン「話が…見えないんだが…」
そうだったんだ…。私一生懸命になりすぎて周りが見えていなかったのね。
涼宮さんもそれくらいキョン君のことを思ってるんだ…。
でも、思いの強さなら私だって負けてないはずよ。
ハルヒ「じゃあ戻る方法ってもしかして…」
古泉「そうです。涼宮さんが納得しなければいけません」
ハルヒ「そんな……」
古泉「しかし、ここで重大な事実があるのですよ。」
273 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 20:52:07.88 ID:9fE3N7e9O
――夜の公園
かがみ「何よ?夜の公園に呼び出しなんて」
ハルヒ「…今日でおそらく一連の入れ替わりが終わるわ」
かがみ「え?本当?お互い頭をぶつけあるなんて古いギャグ言うためにそんなこといってるんじゃ無いでしょうね」
ハルヒ「そんなわけ無いでしょ。さ、キョン君来て」
古泉の話はこうだった。
古泉『涼宮さんはあなたにきちっと選んでもらいたいんですよ。かがみさんか涼宮さんか。』
なんだかよくわからないが全責任は俺にかかっているらしい。
古泉『しかし、そこで見た目涼宮さん中身、かがみさんを選ぶか、見た目かがみさん、中身涼宮さんを選ぶかがキーになってくるわけです』
キョン『全然わからんのだが…』
古泉『そこはあなたに委ねます。本当に好きな方を選んでください。お互い悔いが残らぬよう。』
…っ結局は俺に回って来るのか…
さぁどうする?どっちを選ぶ?
280~>>290の、
見た目ハルヒor見た目かがみの投票の多い方で、
結果をこれから書きます
結果⇒多数決で見た目ハルヒルート
328 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 21:38:51.40 ID:9fE3N7e9O
「な、何であんたがここに居るのよ!」
キョン「………」
かがみ「無視する気!?」
どっちを選ぶんだろう…。
涼宮さんだって選ばれたいと思ってるのは分かってる…。けど、やっぱり私だってそう。涼宮さんに負けたくない。私だってキョン君が好き。
ハルヒ「え…?」
キョン君がこっちに向き直ってる。無言で…今までみたことがないくらいの真剣な表情。
キョン君の顔がどんどん近付いてくる。
心が熱くなってくる。
私にはわかった。
これは私の気持ちだけじゃなくて涼宮さんの気持ちも混ざってる。
キョン君の顔が私に触れた。
触れた瞬間に大きなめまいが起きた。
それは私を夢から目覚めさせた。
かがみ「…あれ?あたし……今まで公園に…?」
あわてて鏡を見てみる。
やっぱり見た目も私だ。
かがみ「うーん…あれ?夢…だったのかな…」
夢だとしたらなんという長く恥ずかしい夢をみてしまったんだろう。顔が熱くなる。
かがみ「とにかく…明日になればわかる……はず」
333 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 21:41:19.22 ID:9fE3N7e9O
――次の日
かがみ「涼宮さん…ちょっといい?」
ハルヒ「何よ?」
かがみ「ずいぶん機嫌がわるいわね」
ハルヒ「昨日人生2度目の最悪の夢をみたのよ」
かがみ(あれ?嬉しくないのかしら…。それともやっぱり本当に夢だったの?)
ハルヒ「で?なんか用?」
かがみ「あ、いや、やっぱ何でもないわ」
かがみ「あ、キョン君///」
キョン「おう、かがみ。」
かがみ「その…昨日あったことって……」
キョン「昨日って…なんかあったか?」
かがみ「え?(あ、あれ?やっぱり夢?)あぁいや、何でもないわ。私の思い違いよ」
かがみ(やっぱり夢だったのかな…妙にリアルだったけど……)
キョン「ふぅ…」
古泉「お疲れ様です。演技がお上手でしたよ」
キョン「うるさい。(それにしても、長門にもらった栞に書いてあった『一件が終わっても誰にも口外してはいけない』ってのがこのことだったとは…)」
古泉「今回はよくやったと思いますよ」
キョン「ふぅ……やれやれだ…」
334 名前:107[] 投稿日:2007/07/16(月) 21:42:58.36 ID:9fE3N7e9O
初めて書いた恋愛(?)もので、しかもこんなに読みにくい上に
最後はgdgdの妄想を読んでいただきありがとうございました。
これが他の職人様達への時間潰し程度になればいいと思っています。
ー完ー
最終更新:2007年09月10日 23:05