みゆき「今日は本当にありがとうございました」
ゆかり「ごめんなさいね、キョン君 みゆきのワガママに付き合っていただいて」
キョン「俺なんかでお役に立てるのなら、光栄です」
みゆき「あの、もしよければ・・・また」
キョン「えぇ、次の診察の時には、また付き添いますよ」
みゆき「いえ・・・それもなんですが、その・・・」
キョン「??」
みゆき「また、私の部屋でいろいろなお話を・・・」
キョン「そうですね、是非」
ゆかり「あらあら・・・なんだかお2人とも初々しいわね」
みゆき「////」
キョン「////」
ゆかり「でも、私もキョン君のこと、気になるなぁ」
キョン「え?」
ゆかり「今度家にいらしたときは、私ともお話ししてくださる?」
キョン「え?えぇ、是非」
みゆき「・・・」
ゆかり「よかったぁ」
キョン「そ、それじゃー今日はこれで・・・お邪魔しました」
ゆかり「なんだかキョン君って、すてきねぇ~」
みゆき「も、もうお母さん!」
ゆかり「あら?みゆき、妬いてるのね」
みゆき「ち、ちがっ・・・」
ゆかり「あらあら、わかりやすい子」
みゆき「もう・・・」
いかん・・・いかんいかん
これはマズイ、実にマズイ・・・マズイマズイマズイ(紅茶じゃないぞ!!)
ゆかりさんが頭から離れなくなっちゃったぞ!!
おら、ムラムラしてきたぞ!!
これは一時の気の迷いだ、そうだそうに違いない
よくあるだろ?学校の先生に恋しそうになったり、
それこそ友達のお母さんに憧れちゃったり、
年頃のウブな少年にそんな気の迷いの1つや2つや3つや4つ、
あってもおかしくないよな? そうだよな、な?
それに、俺にだってやって良い事と悪い事の区別ぐらいはできる
…だが、人妻ゆかりさんもいいかなぁと、
一瞬血迷った俺を誰が責められよう・・・
って、そんなことはどうでもいい・・・
俺は必死で邪念を振り払う
なんとか俺の中のゆかりさんも諦めてくれたようだ
よかったよかった、ゆかりさんにまで手を出したとなっちゃ
俺はきっとこれを見てるみんなに、かの音痴なガキ大将よろしく
メッタメタのギッタギタにさせられるだろうな
外はもう薄暗いし、古泉の餌にするなんて末恐ろしいことを言われた気がするが・・・
俺の心はなんだかとてもハレ晴レしていた
今日みゆきさんと話したいろいろな話
そのどれもが楽しく、また為になるものだった
みゆきさんはいろんなことを知っているからな
今までみゆきさんとはあまり話をしたことが無かったが
こんなことなら、もっと早くからいろんな話をしておけばよかった
でもまぁこれからその分、たくさん話をすればいいさ
そう思いながら俺は、この緩やかな坂道をとぼとぼと歩いていく・・・
私、歯医者さんが怖いんです。お恥ずかしながら。
でも歯医者さんに行くのがとっても楽しみなんです
おかしいですよね、怖いのに楽しみだなんて
何故私が歯医者さんに行くのが楽しみなのかといいますと、
あの人に、キョンさんに会えるからなんです・・・
キョンさんが、なかなか入り口のドアを開ける勇気が出ない私の、
不安で仕方がない私の手を取ってくれるからなんです
そして診察前の緊張を、そのあたたかな、そしてたくましい胸で
やさしく包んで・・・ほぐしてくれるからなんです
そして診察が終わったら、私の部屋で紅茶を飲みながら
キョンさんとたくさんのお話ができるからなんです
歯医者さんに行くのは嫌なのですが・・・
なんだか私は虫歯が治る方がもっと嫌な気がします
この虫歯の治療が終わる前に・・・
診察の付き添いという理由は抜きで、キョンさんとお出かけできるように・・・
そのついでにという理由は抜きで、キョンさんを私の家へ招待できるように・・・
そのような関係に、なれるといいですね
最終更新:2007年07月28日 23:10