1-759氏の作品
キョン「ん?ありゃ長門じゃねーか。
休日の秋葉原で見るとは………」
こなた「ながもんおっはーっ!待った?」
長門「今着いたところ」
こなた「そっか、それじゃさっそく行こうか」
長門(こくり)
キョン「あれは泉?最近長門と仲が良いと思ってたが……
そうか、長門にもちゃんとした友達が出来たのか」
古泉「そうですね。実に微笑ましい」
キョン「うおっ!?いきなり後ろから現れるなよ」
古泉「これは失礼しました。それより何故隠れているんですか?
ストーカーに見えないこともないですよ」
キョン「ストーカーのつもりはないんだがね。
あの二人の邪魔をするつもりもない」
古泉「邪魔をするつもりはないけれど、気にはなると」
キョン「長門が休日にSOS団以外の同級生と一緒にいるんだぞ。
気にならん方がおかしい」
古泉「そうですね。しかし尾けるのは………」
キョン「お前も一緒に来るか?」
古泉「(………き、キョンタソと一緒!!フヒヒヒヒwwwwww)
しょうがないですね、付き合いましょう」
キョン「本屋に入ってったぞ」
古泉「泉さんの趣味ですね。
あそこは同人誌などの委託販売なども行っていて、
一般的な本屋とはまた違います」
キョン(……やけに詳しいな)
古泉「僕たちも入りましょう」
キョン「なんだってこんな気色悪い本ばかり……」
古泉(フヒヒwwwキョン×古の新刊がふんもっふ!!)
キョン「あっ、いたいた。おい古泉、長門たちを見つけたぞ」
古泉「それではすぐ精算してきます」
キョン(ここで何買ったんだアイツら………と古泉)
こなた「とりあえず忙しいひよりんの代わりに
委託の手続きしたけど、わざわざ付き合ってもらって
ありがとね」
長門「別にいい」
こなた「それじゃ今度はながもんの
行きたいトコに行こっか」
長門「分かった」
キョン「今度はコスプレ喫茶……?」
古泉「そういえば泉さんがそういうお店でアルバイトしていると
小耳に挟みましたが、もしかしてバイト先ですかね?」
キョン「入るのが躊躇われるな」
古泉「その割には歩調に淀みがありませんね」
キョン「気のせいだ」
こなた「いやぁ、ながもんがバイト先を見てみたいだなんて、
思ってもみなかったよ~」
長門「そう」
こなた「あ、私のメイド服着てみる?
ながもんならきっと似合うよ~」
長門「アナタが着ているのを見てみたい」
こなた「私?ん~まぁいっか、それじゃあちょっと着替えてくるね」
長門「分かった」
古泉「泉さんがメイド服で奥から出てきましたよ。
長門さんと楽しそうにしてますね」
キョン「萌え萌えじゃんけ~ん!」
古泉(ダメだコイツ………早くなんとかしないと………)
キョン「ふぅ、満喫したな」
古泉(あの雌豚共め………僕のキョンタソに
軽々しく触れやがって………)
キョン「次はゲーセンか」
古泉「UFOキャッチャーにプリクラ………なかなか今時の
女子高生らしいと思いますね。
僕たちも尾行ついでにプリクラ撮りますか?」
キョン「いや、遠慮する」
古泉(ちっ)
こなた「はいながもん、モノクロブー」
長門「?」
こなた「プレゼントだよプレゼント、今日付き合ってくれたお礼」
長門「そう…………」
長門「……………………ありがとう」
こなた「んぅ?何か言った?」
長門「何も」
キョン「何かいい雰囲気だな」
古泉「そうですね」
キョン「お前はもう少し離れろ」
古泉「そういえば、アナタは今日どうして秋葉原に来たんですか?」
キョン「………忘れてた。そういやPCの部品買いに来たんだった。
仕方ない、また電気街に行くか」
古泉「お供しますよ」
キョン「お前は何しに来たんだよ」
古泉(キョンタソを家からストーカーしていたなんて、言えやしない、言えやしないよ)
こなた「あ、もうこんな時間かぁ。それじゃあ帰ろっか?ながもん」
長門「最後に行きたい場所がある」
こなた「ん?どこ?」
長門「アナタの家」
こなた「私ん家?」
長門「迷惑じゃなければ」
こなた「いやいや~、全然迷惑じゃないよ。それじゃあお泊まりでもしよっか?」
長門「それなら私の家の方が」
こなた「ん?」
長門「いろいろと都合がいい」
こなた「………そだねっ」
古泉「すっかり遅くなってしまいましたね。
私の家に泊まって行きますか?」
キョン「その選択肢はいらん」
古泉「荒川さん、田丸さん。彼を拉致してください」
キョン「ちょっ、ちょっと待t…………アッー!!」
最終更新:2007年09月10日 22:38