ななこ「お~い泉。ちょっとこっちに来い」
こなた「何ですかななこ先生」
ななこ「先週集めた進路志望調査だけどな・・・」
こなた「私ちゃんと出したヨ」
ななこ「ちゃんと出したんは分かってる。問題は中身や」
こなた「なにか問題でも?」
ななこ「・・・おまえ、自分が書いたモンよう読んでみ!ほれ!」
こなた「名前:泉こなた、希望進路:就職、希望職種:専業主婦、志望就職先:<禁則事項(キョンの本名)>
書いてある通りですが、それが何か?」
ななこ「何か、やない!お前、もちっと真面目に自分の将来考えんかい!」
こなた「私とキョンは真面目に愛し合ってます。高校卒業したら、すぐに籍入れようネって約束してるし」
ななこ「(おんどりゃ・・・教え子に先越されたら私の立場がないわ。それもよりによって泉に・・・)」
ななこ「結婚云々は、当人同士の問題やから私は何も言わん。ただな泉、結婚したらそれで安泰やない。
○○(キョンの苗字)は進学を希望しとる。おまえは高校でたら何もせん気か!」
こなた「・・・自分が嫁に行く当てがないからって、八つ当たりしないで欲しいヨ」
ななこ「なんか言ったか泉っ!」
こなた「なんでもありません!」
ななこ「とにかくもう一度書き直しや。ほんま、職員会議で教頭に詰問されて参ってんのや。のろけるのもほどほどにしいや」
こなた「ほ~い」
こなた「こんなことがあったヨ」
キョン「おまえ・・・そりゃ黒井先生も怒るだろうよ。真面目に考えようぜ」
こなた「いや、アレは絶対に行き遅れの嫉妬だ! 僻みだ! あんなんだからななこ先生は結婚出来・・・」
キョン「こなた、後ろ・・・」
ななこ「・・・行き遅れで悪・か・っ・た・な、泉~っ!(ピキピキ)」
こなた「・・・ガクガクブルブル」
ななこ「キョン、おまえももちっと気合入れて、アホ嫁の教育をせい!」
キョン「黒井先生、あなたも俺をキョンと呼ぶのですか?」
キョン「・・・で、明日が再提出期限か。ちゃんと書いたのか?」
こなた「私も進学するヨ。キョンと一緒の大学行けるように、もうちょっと勉強頑張るよ!」
キョン「そりゃ結構なことだ・・・でも、別に大学は無理して一緒のとこに行かなくても・・・」
こなた「ダ・メ!」
キョン「そりゃ、俺も一緒のとこ行けたら嬉しいけどさ。ほら・・・高校卒業したら一緒に住むわけだし」
こなた「大学に行ったら、可愛い女の子がいっぱい居るもん・・・キョンはモテるから心配なの!
おまけに自分がモテるって自覚がないから、なおタチが悪いヨ」
キョン「おいおい、俺はそんないい男じゃないぞ。お前と付き合うまで、女の子とロクに縁もなかったし・・・」
こなた「つかさもかがみんもみゆきさんも、ハルにゃんもながもんもみくるんもみんな、キョンのことが好きだったんだヨ
みんなすっごく可愛いしさ・・・私、半分諦めかけてたんだ。キョンが私なんか選んでくれるはずがないって・・・」
キョン「・・・・・・」
こなた「だからキョンが、私に告白してくれたとき、すっごく嬉しかったけど・・・心配にもなったんだヨ。いつか心変わりするんじゃないかって」
キョン「・・・バカだな、そんなことあるわけないだろ。俺はこなたのことが大好きだ」
こなた「嬉しいヨ・・・」
キョン「ごめんな、不安にさせて・・・大学、頑張って一緒のところ行けるよう頑張ろうな」
こなた「うん・・・」
ななこ「・・・思ったよりも心配は要らなそうやな。まあ、仲良くやりい・・・
それにしても・・・うう・・・独り身ってのは寂しいもんやなぁ・・・」
最終更新:2007年09月10日 18:16