part14-292
車の免許を(ry
交差点にさしかかり赤信号なので止まると前方を一人の女性が歩いていた。
がしかし。何もないのに盛大にすっころんだ。おいおい、大丈夫か?
つかさ「あいたたた~」
キョン「つかさ、つかさじゃないか」
つかさ「あ、キョンくん」
キョン「大丈夫か? 結構派手に転んだぞ」
つかさ「うん大丈夫~」
キョン「ここで会話もずっとしてられないから、良かったら乗るか?」
つかさ「え、いいの~?」
キョン「ああ。信号が変わる前に乗ってくれ」
つかさ「えへへ、じゃあお邪魔します」
青信号に変わり、運転しながらつかさの様子を見るが、確かに大丈夫そうだった。いつも転んでいるからか?
キョン「今日は一人か? 珍しいな」
つかさ「う、うん。お買い物に行く所だったの」
キョン「そうだったのか。じゃあ店まで送るか?」
つかさ「えっ悪いよぉ」
キョン「しかしさっきのを見せられたんじゃ、こっちが心配だ」
つかさ「うぅ、恥ずかしいよぉ」
キョン「まぁタイミングが悪かったと思って諦めろ」
つかさ「う~」
再び信号に捕まり停止。つかさが先ほどから俺の運転している様を見て何やら感嘆の声を上げているが、思うにつかさには高等技術なんだろうな。
つかさ「あ、キョンくん。寝癖ついてるよ」
キョン「マジか? 最近よく言われるんだよな」
つかさ「あはは、キョンくんも私のこと言えないね」
キョン「それとこれとはまた別じゃないか? う~んミラーだと分からんな」
つかさ「あ、じゃあ私が直してあげるよ」
キョン「すまん」
子供「お母さーん、あの人たちチューしてるよ~」
母親「お母さんも今朝してあげたでしょ」
子供「でもあの人たちおでこじゃないよ~?」
母親「どこにしてもいいのよ」
キョン「…………」
つかさ「…………」
キョン「…………」
つかさ「……キョ、キョンくんがいつも私みたいだったらいいのにね」
そんな一日。
最終更新:2007年08月01日 13:37