ジャッカル◆JACKALz.7M氏の作品です。
谷口×岡部
「引退したんじゃなかったのか?」
「まそういうな、おれにとて老婆心くらいあるのだよ」
「やれやれ、老体に鞭打ってまで打ち込む価値があるのかね」
「あるからやっている。それに俺はまだ若い。」
「そこまで楽しいのか?ハンドボールってやつは」
「当たらないナンパなんかよりはずっとな。」
「そう思っているのは今のうちさ。」
「下手な鉄砲も何とやらだが、お前に限ってはその意味も逆転するんだな」
「言ってろ」
みさお×阪中
「おーっす柊・・・っていないのか」
「日下部さんなのね?」
「えーと・・・あんたは確か・・・」
「阪中なのね」
「ごめんごめん!」
「ところで日下部さんは動物、飼ってるのね?」
「いんや。でもなんで?」
「あなたからは・・・、仔犬の香りがするから」
「あはは・・・よく言われるような、言わ「」れないような・・・」
「今度、散歩にでも行くのね」
「そうだね!!」
藤原×白石
「はあ・・・あきら様は今日も放送コードぎりぎりだよ・・・」
「くだらん。規定のコード通りの流れに従うだけなんて何の価値も無い。」
「そうは言ってもですね・・・・」
「例えばだ。お前がこの後、アドリブをきっかけに売れる。そういう選択肢だってあるんだ」
「しがない新人が何言っても潰されるだけですよ」
「手のひらで踊らされるだけ、冒険心の無い様はまさに敗退しきった人類の縮図だな」
「あなたに何がわかるんですか!?」
「わかるとも。僕も、規定事項に従うだけの傀儡なのだから。」
ひより×九曜
「さて、夏コミに向けてネタを練らないとね」
「夏――コ―ミ――――?」
「うぉ!?」
「それって――――なに?」
「な、なんでもないッス!聞かなかったことにしてほしいッス!」
「気に――――なって―――練れ――――――ない」
「うう・・・同人ッスよ、同人・・・」
「把握、私も―――手伝う――――――」
「猫の手も借りたいんだけど・・・遠慮するッス」
「どうして?」
「・・・なんか怖いから」
全員集合
「あら、谷口さん・・・と岡部先生」
「よっ、ひよりん」
「奇遇だな、校外で生徒に会うのは珍しくも無いんだが」
「ひよ――――――りん―――」
「あれれー?ひよりんとたにぐっちーじゃん」
「こんにちはなのね」
「ん?みさおと阪中、相変わらずだな」
「俺には挨拶なしか?」
「「お疲れ様です」」
「揃いも揃って歓談とはな。はかに休日の使い道はないのか?」
「あ・・・みなさんどうも・・・」
「あなたは――――――誰?」
「びっくりした・・・僕は白石みのるといいます」
「くだらん、自己紹介などなんの意味も無い。」
「あー!人間、第一印象が肝心なんだよ!?君はもう最悪だけどね」
「些末なことだ」
「あー、お前ら。こんなところで立ち話もなんだしどこか移動しよう」
「なぁ先生、そういうことはいいだっしっぺが奢ると相場が決まってるんだぜ?」
「わー、おごりなのね」
「じゃあ行こうよ!」
「私は一度帰宅して原稿をと思ったんですが・・・おごりなら行くッスよ」
「ふん、ここは奢られてやる」
「ったく・・・おまえらときたら・・・まあいい、今日は俺のおごりだ!」
「それでこそ――――――大人――――――」
こうして彼らの日常は流れていく・・・・・・・・
ende.