雪茶◆yukichanHA氏の作品です。
キョン「…降ったなー…道に川できてるじゃねぇかよ。」
かがみ「うわぁ…道が…」
キョン「お、かがみ(反対側)。こっち来たいのか?」
かがみ「あ、キョン。まぁいやぁそうなんだけど…これじゃ渡れない…」
キョン「あっちの方は水の幅狭かったから渡れるんじゃないか?」
かがみ「あ、そう?ありがとっ」
テテテテテ……ズベシャッ
キョン「あ……また派手に前傾でコケたな。」
かがみ「…………見た?」
キョン「見た。」
かがみ「……言わないでよ?」
キョン「…わかったよ。つか、家に来い。ドロドロじゃ気持ち悪いだろ。男モンだが服くらい貸してやるよ。」
かがみ「…仕方ないわね。」
キョン「素直になれよ…」
かがみ「むっ、…ありがと。」
キョン「ほら、これでも着てろ。ドロドロなの周りに見られたくないだろ?」
かがみ「…うん。」
かがみ「ねぇキョン。」
キョン「ん、どした?あーお前に貸した服濡れてたか?それならスマン。」
かがみ「あっいや、そんなんじゃないのよ!うん、それはありがと。」
キョン「どういたしまして。それじゃあなんだ?」
かがみ「いや、なんで私にそんなに親切なのかなー…なんて。」
キョン「………ほぅ。」
かがみ「べっ別に他意はないのよ!?少し気になっただけ。」
キョン「別に理由なんて要らないだろ。困ってる奴――しかも知ってる奴がいるから助けてるだけだろ。」
かがみ「そっ、そっかぁ……ハァ…」
キョン「ん、どした?溜息ついて。」
かがみ「いやなんでもないわ。」
キョン「そっか。」
(ここで続きを頼む)
キョン「とりあえず、風呂沸かしてくるから入れ」
かがみ「い、いいよ。そこまでしてもらわなくても」
キョン「流石に風邪ひくぞ。遠慮するな」
かがみ「そう? あ……ありがとね」
カポーン
かがみ「ふう……」
ガチャ(脱衣所のドアが開く音)
キョン「湯加減はどうだ?」
かがみ「うん丁度いいよ(キョン君いきなりどうしたの? まままさかこのまま入ってくるとか)」
キョン「んじゃ、ごゆっくり」
ウィーン
かがみ「洗濯機かよ……て、あたしの制服!?」
(ここまで:ID:P/AXyeaG0に感謝)
かがみ「ちょっキョン!」
ガラッ
キョン「うわっ、お前裸!」
かがみ「へ? きゃあ!」
ピシャッ
かがみ「~~~~/// …なんで洗濯するのよ…」
キョン「ドロドロじゃねぇか。今洗濯して乾燥したら明日の朝までには間に合うからな。」
かがみ「わざわざそこまで…」
キョン「俺の性格の問題だ。気にするな。それともイヤだったか?なら止めるが。」
かがみ「いや…ありがとう…」
キョン「おぅ。」
キョン「かがみ、まだしばらく風呂に入ってるかー?」
かがみ「そうねぇ、髪にも泥ついちゃったし時間かかりそうだわ。」
キョン「ん、わかった。んじゃあ乾燥までかけてから出るな。」
かがみ「あーありがと。」
キョン「いちいち言わなくてもいいぞ。こっちもむず痒くなるしな。ハハ」
かがみ「んじゃあ最後に言うわ。」
キョン「おう、そうしてくれ。」
キョン「お、止まったか。でもまぁこうしてみるとかがみも色気のある下着つけてるのな。」
かがみ「へっ!?ちょっキョン!?」
キョン「冗談だよ。制服にしか触れてないから安心してくれ。」
かがみ「そういうタチの悪い冗談は止めてよね…」
キョン「悪かった。ほい、乾燥機に入れてっと。」
かがみ「あ、ありg……なんでもない。石鹸ある?」
キョン「んー多分ここにー…あ、あった。ほら。」(目を逸らして
かがみ「ありがと。」
キョン「んじゃあな。服も置いとくぞ。似合わなかったらスマン。リビングいるから着替えたら来てくれたらいいぞ。」
かがみ「うん。わかった。」
かがみ「ふー…そろそろあがろうかしら。」
かがみ「キョンが置いてくれた服ってこれ…だよね。これしかないし。」
かがみ「ンッ―、キョンの匂いがする……」ぎゅう…
かがみ「って何やってんだわたし///」
キョン「相変わらずみのさんは何言ってるのかわからんな……お、どうだ?サイズは。」
かがみ「ちょっとデカいかも…、似合ってる?」
キョン「あー多分似合ってるぞ。俺のセンスからすれば、な。」
かがみ「そう…//」
妹「あーかがみん!いつの間に家にいるのー?」
かがみ「さっき道でコケちゃってね。今さっきお風呂入らせて貰ってたのよ。」
妹「ふーん、キョンくんにも良いところあるんだねー。」
キョン「誰にだってあるだろう。つかなんだその言い方は。」
かがみ「フフッ、キョンは楽しそうでいいわね。」
キョン「いや、朝から飛び乗ってくるから辛くもあるが。 っと、何か飲むか?」
かがみ「あーんじゃお茶ある?」
キョン「おぅ、ソファにでも座って待っててくれ。」
妹「ねぇかがみんー」
かがみ「ん、何?」
妹「その、キスとかしたの?」
かがみ「なっ!ななななななななななななぁ!?」
妹「ふふーん、かがみんはキョンくん好きなんでしょー?」
かがみ「いいいいや、あのああああのね?別に私はキョンのこここことなんか……」
妹「思い切って言えばいいのにー。」
キョン(かがみの奴、何か騒がしいな。あいつ(妹)何言いやがった?)
かがみ「いや、でもね。キョンにはハルヒが……」
妹「ふーん…諦めちゃうんだー…」
かがみ「~~~……わかったわよ。」
妹「おお?」
かがみ「私、腹括って――――告白する…」
妹「頑張ってー!」
キョン「何を騒いでたんだ?ほら。」
かがみ「あ、ありがと……」
妹「あ、もうこんな時間ー。宿題やらなきゃー」
キョン「自分でやれよ。」
妹「わかってるよー。わからなかった時はよろしくねー。」
キョン「はいはい。」
妹「じゃあねーかがみんっv」
かがみ(あの子…策士かっ!)
キョン「ふぃー。妹を持つと疲れる。」
かがみ「あはは、でも妹を持たないとわからない楽しさもあるんじゃない?私もそうだし。」
キョン「ん、まぁな。本人の前じゃ言わんが。隣いいか?」
かがみ「あ、うん。」
キョン「…………」
かがみ「…………」
かがみ(う…この沈黙はつらい……告白どころか何も言えないじゃないの……でも…!!)
かがみ・キョン「あっ、あの……さ(よ)…」
かがみ・キョン「…………」
かがみ「キョンから言って。」
キョン「ん、ああ。…あのさ、こう…言いにくいんだけど…」
かがみ「?」
キョン「俺、かがみ、の事が、好き、だ。」
かがみ「へっ!?」
キョン「あ、いや。気にしないでくれ。独り言だ。」
かがみ「いやっそうじゃなくて……私もキョンの事が好き!」
キョン「な…、マジか!?」
かがみ「マジよ!大マジ!!私もずっとキョンが好きだった!」
キョン「つーことは、だ…両思い?」
かがみ「みたいね。」
キョン「ふ…ハハハハハッ」
かがみ「あはははははっ」
キョン「改めて、かがみ、お前が好きだ。」
かがみ「私もよ。キョン。キョンが好き。」
妹(かがみんグッジョブ!グッドラック!)
この後、私達は付き合う事になった。当然。
折角キョンの家にいるんだから、って事でキョンのお母さんに挨拶。
お母さんから「出来の悪い息子ですがよろしくお願いします」と言われて焦るキョンは可愛かった。
妹ちゃんにもお礼を言おうとリビングを出ると、扉に張り付いてた。聞いてたのね。
キョンの家に泊まっても良かったんだけど、急過ぎるから謝りつつ帰った。
帰ろうとしたら、キョンが一緒に私の家に来て親と姉妹に挨拶してくれた。
つかさは驚いてたけれども、(そりゃあ同級生だもんね)笑顔で祝ってくれた。
30分くらいお父さんと話してキョンは帰った。
次の日、学校には別々に行った。
私が学校に着いてキョンのクラスに行くとキョンはもういた。
噂とかで変に広まるのもイヤだから、広め易そうな谷口くんにキョンと私のことを言ったら驚愕してた。
その会話を耳に入れたハルヒは、イラッとするかと思ったけど「キョンをよろしくね。」って言ってくれた。
放課後、私はSOS団部室で残る6人に報告した。
みくるちゃんはパチパチと拍手してくれて、長門さんは無言でこっちを見ていた。
古泉君は笑顔で何も言わなかった。こなたやみゆきも賛辞を述べてくれた。
――――あの日、最後にキョンに「ありがとう」と言うのを忘れてたけど、いいわよね。
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