Dreaming beauty

夢を見た・・・とても嬉しい夢
大切な人と、赤い絨毯の上をゆっくり歩いていく
周りには、受け持ちのクラスの生徒達
泉や高良、そして柊姉妹・・・あと白石も
そしてＳＯＳ団の面々・・・
岡部先生のクラスの涼宮を筆頭に
どこか不思議な雰囲気を感じる長門・朝比奈・古泉の三人
みんな幼かった頃の面影を残しながらも
スーツやドレスなんかを着て、すっかり大人になっている
その生徒たちが、ウチら二人を拍手で迎えてくれる
二人・・・そう、ウチとキョンを

まだ薬指には何も付いていない・・・でも、それもあと少し
前方にいるガイジンさんのところまで行けば

プッチ「汝キョンは、この女を妻とし、ﾅﾝﾀﾗｶﾝﾀﾗｸｯﾁｬﾗﾊﾋﾟﾊﾋﾟ・・・
　　　　・・・を婚姻の契約のもとに、誓いますか？」
キョン「はい、誓います」
プッチ「汝ななこは、この男を夫とし、ﾓﾝｷｰﾓﾝｷｰﾓﾝｷｰﾄﾞｩ・・・
　　　　・・・を婚姻の契約のもとに、誓いますか？」
ななこ「はい、誓います」
プッチ「それでは誓いのキスを・・・ズキューン！！っと」
それで、キョンがウチの顔にかかったベールを上げ
ズキューンする前に目が覚めた

何だか神父さんがおかしかったり(白い蛇みたいな顔してたな)
結局指輪の交換をしなかったりしたのは
夢やからしょーがないんやろーな
きっとこの夢が正夢になったときまでおあずけってことや

その日が来るまで、だいぶ時間があることやし
それまでキョンとの時間をもっともっと楽しもう
そして、いつになるかわからないけど
いつかきっと、夢の続きを・・・

大人になった生徒達の前で
世界で一番すてきな、ズキューン！！をしてやるんや

起きたばかりだというのに、相変わらずニヤニヤしながら
また薬指を撫でつつ、そんなことを考えていた・・・
なんだか薬指がムズムズするのは、
夢が現実になるのを、今か今かと待ち侘びているからやろーな・・・

　　　　　　　　　　　～END～