序章

part37-721氏の作品です。

ハルヒ「麻雀やるわよ!」
ハルヒは満面な笑みを浮かべてそういった。
麻雀?いきなりなんなんだこいつは。
夏の合宿には一度やってたがルールなんてあんまり覚えてないぞ?
符計算なんてさっぱりだ。
キョン「なんでお前はいきなりそんな突発的な事を言い出すんだ」
ハルヒ「決まってるじゃない!私昨日阿佐田哲也の麻雀放浪記読んでたら私にも出来そうな気がしてきたの!面子も十分足りてるでしょ?それに私も夏合宿の時に役満あがったでしょ?キョンから。またあのときみたいにあがれるような気もするのよ!」
麻雀放浪記か。長門も読んでたから貸してもらったが、確かに熱い勝負が繰り広げられてたね。
しかさハルヒはイカサマでもする気か?
まぁハルヒのとんでもパワーならいきなり天和とかあがられそうで怖いな。

確かにこのSOS団部室には、俺、ハルヒ、長門、朝比奈さん、古泉、こなた、かがみ、つかさ、みゆきさんと実に9人もいるじゃないか。面子は問題ないが、こいつらは麻雀打てるのか?
長門や古泉は余裕で打てそうだが。
それに道具はどうするんだ?
牌と麻雀卓なんて結構高いんじゃないのか?
古泉「道具は僕が用意しましょう」
ハルヒ「さっすが古泉くん!話が分かるじゃない!で、この中で麻雀打てる人は何人いるの?キョンと古泉君と有希とみくるちゃんは夏合宿に打ってたから打てるわね!」


かがみ「私とつかさはお父さんの影響で家族麻雀してたわね。ルールは30符の切り上げ満貫だから点数計算はそのルールだとありがたいけど」
こなた「私も打てるよ!脱衣麻雀のゲームならかなり打ってきたからネ。キョンキョン覚悟は良いかい?全裸にしてあげるからネ」
まてこなた。いくらなんでも脱衣はやめようぜ。
よけいな事言うとハルヒが本気にしちまう。
で、みゆきさんは打てます?
みゆき「お恥ずかしながら麻雀はできないんです。私がぬければ8人になるので、4人ずつ打って上位の二人ずつが決勝で戦うというのはどうでしょう?」


ハルヒ「決まりね!じゃあ勝負は一週間後この部室で!ルールは30符切り上げ満貫の25000点持ち30000返し。箱下はなしで良いわね。罰ゲームもあるからね!初心者が多いから決勝に残った人で4位になったらみんなにジュースおごること!じゃあ各自家で練習してきなさい!」

そう言うとハルヒは部室から飛びだして帰ってしまった。
やれやれ。いきなり麻雀か。
しかし俺も内心では燃えていた。
夏合宿にハルヒから役満直撃されたのはさすがに俺のプライドが傷つくさ。
今度はやりかえしてやる。
オセロやチェスより運の要素が強いからな。
その分張り合いがあるってもんだ。


ほかの連中はというと、つかさは家族以外と打った事ないから楽しみだな~とか言ってたり、こなたはリアルで打つのは楽しみだネとか言っていた。
そして長門が本を閉じ……なんで長門が麻雀放浪記番外編を読んでるんだ?こいつは本をどこからでも取り出せる4次元ポケットでもあるのか?
とりあえず解散となった。
校門をでると、こなたが話かけてきた。
こなた「キョンキョン。オンラインで一度打たないかい?」
キョン「断る。打ち方分析されてもこまるしな」
こなた「このフラグクラッシャーめ……」


こうして俺は一週間もの間、初心者用の麻雀本を読んだり、オンライン麻雀を打って練習していた。
こうしてみるといままでの自分の下手さが身にしみるね。
しかしハルヒ、お前には勝たねばならん!お前の事だから決勝には残るだろうからな。お前におごることのつらさを教えてやる。
こうして足早に一週間がすぎ、麻雀大会の日となった。

ハルヒ「みんなそろってる?じゃあSOS団麻雀大会はじめるわよ!まず4人ずつにわけなきゃいけないからあみだくじで分けるわよ!」
あみだくじの結果、一戦目は俺、長門、かがみ、つかさ。
二戦目はハルヒ、こなた、古泉、朝比奈さんということになった。
そして運命の一戦目がはじまった……。



一回戦

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最終更新:2007年09月06日 05:38
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