part38-893氏の作品です。
さて、ハルヒが部室に戻り、決勝戦が始まった。
結果を言ってしまおう。
1回戦、2回戦は普通の麻雀からかなりかけ離れた展開になっていたわけだが、この決勝戦はなんとも普通の麻雀だった。
みんながみんな安い手であがるし、一番高い和了りもハルヒの鳴き清一色の親満だった。
かがみがいないつかさはやはり一人じゃうまく打てないのかほとんどべたおりだし、俺もそうだった。
こなたは原点少し浮き。
出場所最高点をたたきだしたハルヒがやはり一位となり、二位こなた、三位俺、四位つかさとなった。
四位はジュースをおごるという罰ゲームがあったが、ハルヒのあんた女の子におごらせる気!?との一言で俺がおごる羽目になった。
そして今SOS団の部室にはまばゆいばかりの朝日が輝いていた。
決勝が終わった時は夜の九時ごろだったはずだが、ハルヒが麻雀は徹夜で打つもんでしょ!の一言で、もはや半荘15回は打ったんじゃないか。
途中でみゆきさんもルールを覚えたらしく参戦していたし、長門によるイカサマ講座までおこなわれた。
しかし長門よ。おまえのツバメ返しは誰にも見えないぞ。
坊や哲も真っ青だ。
徹夜で打った麻雀のせいで誰もが疲労困憊しており、今日が本当に土曜日で良かったなと思った。
そういえば徹夜で打った麻雀でも面白いくらい役満が出たな。
ハルヒは大三元字一色のW役満をあがるし、こなたは大車輪、長門は十三不搭、かがみは四連刻、みゆきさんは緑一色とみんな綺麗な役満をあがったもんだ。
みゆきさんに至っては今日初めて打った麻雀で役満とは、おそれいった。
数日後、機関の提供で全自動卓を取り入れ、鶴屋さんや国木田、谷口、ゆたかちゃんにみなみ、さらにはみさおや峰岸たちとも麻雀を打つことになったのは、また別の話である。
最終更新:2007年09月06日 05:25