4-49氏
キョン「あっ!しまった…弁当を忘れた…」
かがみ「えっ!」
キョン「今日はあいにく金も持ってきてないし…まいったな~」
古泉「何ですか水くさい。僕のお弁当を差し上げますよ」
かがみ「あの…じゃあ私のお弁当食べる?私は少しでいいから…//」
キョン「え、いいのか?かがみ」
古泉「ほら、このミートボールなんか美味しいですよ。キョン君♪」
かがみ「うん。あ、でも今日は私が作ったやつだからあまり美味しくないかも…//」
キョン「わりぃ、すげえ嬉しいよ。ありがとうかがみ。 じゃひとつ…」
古泉「キョン君。僕のミートボールですよ」 かがみ「おいしいかな?」
キョン「お!うまいな。自分でこんな弁当作るなんて凄いと思うぜ」
かがみ「そう…かしら//とにかくよかった…♪//」
キョン「かがみ、この前は弁当ありがとな おいしかったぞ」
かがみ「あ、ううん…!あんな物でよければいくらでも…//」
キョン「それで…何かお礼をさせてほしいんだが…ダメかな?」
かがみ「え!?そんな悪いわよ…//あんなお弁当で…そんなお礼なんて//」
キョン「でもそうしとかないと俺の気持ちがおさまらないから… な、頼むよ」
かがみ「ん…そうゆうことなら…じゃあ日曜買い物に付き合ってくれる?//」
キョン「OK、それじゃ今度の日曜駅前集合でいいか?」
かがみ「い、いいわよ//(こ、これってデ、デートじゃないの!?/////)」
キョン「じゃ、また後でな(ちょっとトイレに行くかな)」
キョン「ふぅ~」
古泉「キョン君」
キョン「うわっ!!びっくりした古泉か。何だ?」
古泉「かがみさんとデートの約束をしたんですね。見てましたよ」
キョン「デートじゃないぞ」
古泉「ふん、あなたと二人きりでお出かけできるなんてかがみさんが羨ましいですよ―ゥフッ
そこで僕とも今度是非…ちょっと~こちらを一瞥もせず出ていかないでくださいよ~…」 バタン
キョン「ったくあいつと二人の空間は非常にヤバイ。ヤバイ気がする おっ長門」
長門「中で何かあった?」
キョン「古泉の野郎がちょっとな…」
長門「ここは学校のトイレ。公衆トイレじゃない///」
キョン(かがみはまだ来てないみたいだな…待ち合わせ15分前だもんな。まあ俺も今日位遅れずに来なきゃな) 5分後
かがみ「ごめん!まった?キョン君(うわぁすごいデートっぽい////)」 キョン「いや、俺も今来たところだ 今日は何買うんだ?」
かがみ「ん~そこら辺をブラブラして色んなお店を回ってみたいな…ゴメンねこんな買い物に付き合ってもらっちゃって//」
キョン「なに、買い物はそういうのんびりしたのがいいんだよ。 特にいつも世話しない奴に引っ張り回されてるからな」
かがみ「涼宮さんのこと?」
キョン「まあな。俺は何であんな所にいるのか時々わからなくなるよ こうやってかがみと一緒にいる方が楽しいのにな」 かがみ「えっ?////」
古泉(あんの小娘…!キョン君の心を奪うだけでなくSOS団からも引き離そうとしてるの!?
まったく、こんな事もあろうかと思ってキョン君の家からずっと尾行してきて良かったわ… 見てなさい…あなたの思い通りにはいかないわよ柊かがみ…!)
かがみ「あっいい感じの小物屋ね」
キョン「入ってみるか?」
かがみ「そうね、入ってみましょ」
古泉(さっきから結構色んな店に入り買い物をしてるわね…そろそろ疲れてお茶をするころと見たわ…!あの喫茶店に入る!二人はあの喫茶店に入るわ!)
キョン「いいもの見つかって良かったな。かがみ」
かがみ「うん、今日はありがとね//(キョン君との会話も結構慣れてきたかな?)」
キョン「俺も今日はかがみと遊べて良かったよ ずっと歩きっぱなしだしあの喫茶店でちょっと休むか?」
かがみ「そ、そうね//(あ~駄目だ…やっぱまだ緊張するわ//)」
カランカラン 「いらっしゃいませ~」
キョン「さすが涼しいな」
かがみ「汗がひいていくわね」
店員「いらっしゃいませ。ご注文をお伺い致します」
キョン「はっ!!」
店員「どうかなさいましたか?」
かがみ「キョン君、アイスコーヒーでいい?」
キョン「あ、ああ」
店員「アイスコーヒー2つですね。少々お待ち下さい」
かがみ「ん?どうかした?」
キョン「い、いや何でもない」
キョン(今のは他人の空似か…?いや違う!今の店員は…そう間違いない!… 去年の夏にお世話になったインチキ執事、新川さんだ…!)
キョン(なぜここに新川さんが…否…!ここで導きだされる答は一つじゃないか!)
古泉「奇遇ですね…ボソッ」
キョン(古泉…何が奇遇だこの野郎… 読者にわかりやすい様に位置関係を説明すると
俺とかがみが向かいあってて俺の後ろに古泉がいる。ちなみに俺と古泉の間には観葉植物っぽいものが結構ありかがみはこいつの存在に気付かないっていう訳だ)
かがみ「キョン君わ、私ちょっとお手洗いに行ってくるね//」
キョン「ああ(タイミングがいいなかがみ)」
キョン「さあ、なんでお前がここにそんなサングラスといういかにもな恰好でいるのか説明してもらおうか それと新川さんがいる理由もな」
古泉「別に僕はちょっとここらまで遊びに来ていただけですよ このサングラスはちょっとしたおしゃれですよフフッ
疲れてお茶をするためにこの機関が経営する喫茶店に入ったという訳ですよ―ムフゥフフッ」
キョン「機関とやらは喫茶店まで経営してるのか」
古泉「こういったどこにでもあるような店を支部に構えた方が怪しまれずに街の諜報活動が行いやすいのですよ
それよりあなた方お二人非常に仲良さそうですねウフフゥッッ―ゴゴゴゴゴ」
キョン(何故かは知らんが殺気を感じるぜ…本当に何故かは知らんがな)
かがみ「お待たせ、待った?」
キョン「いや、じゃそろそろ行くか」
かがみ「そうだね。次はどこに行く?」
キョン(?!)
かがみ「僕はちょっと本屋に行きたい気分なんだ。ついて来てくれるかな?」
キョン「あ、ああいいぞ。じゃ行こうか あっ、会計をしてくるから先に出ててくれ」
かがみ「悪いね、おごってもらっちゃって」
バタン
キョン「おいこらそこのミートボール」
古泉「ンモフゥッッ!なんだキョン君ですか…もうミートボールとかどんだけー」
キョン「アイスコーヒーに何を入れたか言ってもらおうか…」
古泉「…何の話ですか?ンフッ」
キョン(白々しいああ白々しい白々しい まあこれでこいつの仕業であるのは確信したな…)
かがみ「キョン君、遅いけど何かかあった?お金が足りないのかとか」
キョン「いや、悪い悪い。そんな事はない。すぐ行く(くそっ…古泉の奴!何を考えているんだ…)」
バタンッ 「ありがとうございました~」
古泉「成功ですね…ご協力ありがとうございました新川さん」
新川「いやいや、こんなことでよければ」
古泉「これでキョン君ガチホモ化計画の序章が始まりましたね…」
読者の方に説明すると新川さんにはコーヒーを運ぶときに機関が開発した一時的に人の性格を変えてしまう薬を少し入れてもらいました
まあかがみさんの様子を見ると成功でしょうね―ンフッ
古泉「まず彼には僕っ子萌えから始めてもらいましょう―それから徐々にこちらに近づけていく…ね、新川さん」
新川「彼がガチホモ化した際には私にも一発…という約束を忘れぬように」
古泉「もちろんです―ンフッ」
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