こなた「私、キョンキョンにとって、なんなのよっ!!
ねえ? キョンキョンにとって、私はなんなの……単なる、お友達なの?
ねぇ、教えてよ!! キョンキョンにとって、私はなんなの!?
キョンキョン、キョンキョンの方から、私にキスしてくれたことないじゃないっ!!
キョンキョンの方から、私を抱き締めてくれたことないじゃないっ!!
私、キョンキョンにいっぱい、アプローチしたのに……。それでもキョンキョンは気付いてくれなくて……。
あの海でのことは、私の精一杯の勇気だったんだよ……
なのに、キョンキョンは答えを出してくれなかった……。私、怖くなった。
もしかして、キョンキョンは、私のことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。
私は、だから怖くなった。『好き』って一言を、キョンキョンに言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!!
私の気持ちは、子供の時から変わってない。だけど、キョンキョンの気持ちは、私にはわからなかった。
私は、キョンキョンの昔の思い出しかもってない。
だから、キョンキョンとの新しい思い出を作ろうって、私、必死だった。私も昔の私じゃなくて、新しい自分に変わろうって必死だった。
キョンキョンの好きな女の子になりたいって思った。
でも、どんなに頑張っても、キョンキョンが私をどう思っているのかわからなかった……。
私、こんなにキョンキョンのことが好きなのに……
もしかしたら、私のこの想いは、キョンキョンにとって迷惑なものなのかもしれない。
そんな風に、私は考えるようになってきた。だから、やっぱり私はキョンキョンとお友達でい続けようと思った
キョンキョンにとって、私ってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。
お友達なら、こんな想いをしなくてもすむと思ったから…… 私、このままでいいと思った……。私、このままでもいいと思ったのに……
でも、お父さんが死んで、私は本当に一人ぼっちになって……。
そしたら、このままじゃ嫌だっていう気持ちが湧いてきて……っ
そして、やっぱり私は、キョンキョンのことが忘れられないんだって思ったの。
思いが抑えられなくなってきちゃって……っ
だってキョンキョンは、私の初恋の人なんだもの……。ずっと、ずっと好きだったんだもの……」
キョン「…一応聞いといてやる。それなんてエロゲ?」
こなた「Wind -a breath of heart-ってゲームだよ」
キョン「ンな台詞より日本史でも覚えろよ」
こなた「ひどい。せっかく覚えてきたのに」
________________
ななこ「お~い泉。ちょっとこっちに来い」
こなた「何ですかななこ先生」
ななこ「先週集めた進路志望調査だけどな・・・」
こなた「私ちゃんと出したヨ」
ななこ「ちゃんと出したんは分かってる。問題は中身や」
こなた「なにか問題でも?」
ななこ「・・・おまえ、自分が書いたモンよう読んでみ!ほれ!」
こなた「名前:泉こなた、希望進路:就職、希望職種:専業主婦、志望就職先:<禁則事項(キョンの本名)>
書いてある通りですが、それが何か?」
ななこ「何か、やない!お前、もちっと真面目に自分の将来考えんかい!」
こなた「私とキョンは真面目に愛し合ってます。高校卒業したら、すぐに籍入れようネって約束してるし」
ななこ「(おんどりゃ・・・教え子に先越されたら私の立場がないわ。それもよりによって泉に・・・)」
ななこ「結婚云々は、当人同士の問題やから私は何も言わん。ただな泉、結婚したらそれで安泰やない。
○○(キョンの苗字)は進学を希望しとる。おまえは高校でたら何もせん気か!」
こなた「・・・自分が嫁に行く当てがないからって、八つ当たりしないで欲しいヨ」
ななこ「なんか言ったか泉っ!」
こなた「なんでもありません!」
ななこ「とにかくもう一度書き直しや。ほんま、職員会議で教頭に詰問されて参ってんのや。のろけるのもほどほどにしいや」
こなた「ほ~い」
こなた「こんなことがあったヨ」
キョン「おまえ・・・そりゃ黒井先生も怒るだろうよ。真面目に考えようぜ」
こなた「いや、アレは絶対に行き遅れの嫉妬だ! 僻みだ! あんなんだからななこ先生は結婚出来・・・」
キョン「こなた、後ろ・・・」
ななこ「・・・行き遅れで悪・か・っ・た・な、泉~っ!(ピキピキ)」
こなた「・・・ガクガクブルブル」
ななこ「キョン、おまえももちっと気合入れて、アホ嫁の教育をせい!」
キョン「黒井先生、あなたも俺をキョンと呼ぶのですか?」
キョン「・・・で、明日が再提出期限か。ちゃんと書いたのか?」
こなた「私も進学するヨ。キョンと一緒の大学行けるように、もうちょっと勉強頑張るよ!」
キョン「そりゃ結構なことだ・・・でも、別に大学は無理して一緒のとこに行かなくても・・・」
こなた「ダ・メ!」
キョン「そりゃ、俺も一緒のとこ行けたら嬉しいけどさ。ほら・・・高校卒業したら一緒に住むわけだし」
こなた「大学に行ったら、可愛い女の子がいっぱい居るもん・・・キョンはモテるから心配なの!
おまけに自分がモテるって自覚がないから、なおタチが悪いヨ」
キョン「おいおい、俺はそんないい男じゃないぞ。お前と付き合うまで、女の子とロクに縁もなかったし・・・」
こなた「つかさもかがみんもみゆきさんも、ハルにゃんもながもんもみくるんもみんな、キョンのことが好きだったんだヨ
みんなすっごく可愛いしさ・・・私、半分諦めかけてたんだ。キョンが私なんか選んでくれるはずがないって・・・」
キョン「・・・・・・」
こなた「だからキョンが、私に告白してくれたとき、すっごく嬉しかったけど・・・心配にもなったんだヨ。いつか心変わりするんじゃないかって」
キョン「・・・バカだな、そんなことあるわけないだろ。俺はこなたのことが大好きだ」
こなた「嬉しいヨ・・・」
キョン「ごめんな、不安にさせて・・・大学、頑張って一緒のところ行けるよう頑張ろうな」
こなた「うん・・・」
ななこ「・・・思ったよりも心配は要らなそうやな。まあ、仲良くやりい・・・
それにしても・・・うう・・・独り身ってのは寂しいもんやなぁ・・・」
______________
こなた「次の科目は…っと、カバンの中に食べ掛けのチョココロネが」
キョン「やめておけ、腹壊すぞ」
こなた「へーきへーき。それに多少抵抗力をつけないと、この先生きのこれないヨ」
キョン「普通に変換しろ、紛らわしいから」
こなた「ヤバイ、何か気持ち悪くなってきたヨ」
キョン「言わんこっちゃない。大丈夫か?保健室に行くか?」
こなた「うう…この吐き気…!もしかしてキョンキョンとの子供が(びしっ)!」
キョン「ひっぱたくぞ!」
こなた「ひっぱたいてから言うなヨ…そりゃ演技はしてたけど。仮にもレディに手を上げるとは」
キョン「でこピンしただけだろ…吐き気もなさそうだな」
こなた「うん、大丈夫だヨ。それよりあのでこピン、痛かったね。謝罪と賠償を要求する」
キョン「またか。今度はなんだ」
こなた「お姫様抱っこ1回」
キョン「やれやれ…これはまた恥ずかしいな。よっと」
こなた「へへ…ありがと」
___________
ハルヒ「ちょっとキョン!!これ受け取りなさい!」
キョン「…あぁ今日ってバレンタインか、すっかり忘れてた」
ハルヒ「いい!?ホワイトデーには三倍返しだから忘れ無いように!」
キョン「やれやれ…義理チョコとは意外にマメなだな」
ハルヒ「…そうよ義理義理!!変な勘違いしたら承知しないわよ!?」
かがみ「あ、あの!キョン君これあげる!!い、言っとくけどこなたやみゆきにもあげたからね!?」
キョン「あぁ…しかし……なんというか…」
かがみ「べ、別に形なんてどうでもいいでしょ!?悪かったわね不器用で…」
キョン「いや今まで身内以外貰った経験が無くてな、義理でもなかなか感慨深いものだな」
かがみ「…へ、へぇそうなんだ?まぁなんでもいいけどさ」
こなた「お~いキョンキョンや~い。おやま、かがみんも一緒かい?まぁいっか、キョンキョンにお客さんだよ」
佐々木「やぁ久し振りだね、いくら君でも日本の女性が製菓会社の策略に踊らされる今日をきっと楽しみにしていたのだろうね」
キョン「佐々木、学校はいいのか?あと恥かしい話だがすっかり忘れちまってたよ」
佐々木「くく…君らしいよ。今日は創立記念日でね、まぁとにかく親友としてキョンに届け物という事だ、受け取って貰いたい」
キョン「義理チョコごときにわざわざ悪いな、今度なにかおごってやるよ」
佐々木「……あぁお願いしよう。楽しみにしてるよ」
ハルヒ「キョン!なんで佐々木さんには奢るなんて言うのよ!?団長の私にはなにもないの!?」
かがみ「そうよキョン君ちょっと酷くない!?」
キョン「お前には三倍返しなんだろ?柊にもちゃんとお返しするから安心しろって」
つかさ「あ、キョン君はいチョコ~」
キョン「お、ありがとなつかさちゃん。だけど他の奴にこんな義理チョコはあげない方がいいぞ、絶対勘違いするからな」
つかさ「う、うん…気をつけるね…」
こなた「相変わらずのギャルゲー主人公っぷりだねぇ、取り敢えず私からもバレンタインだよ」
キョン「お前もくれるのか?なに企んでやがる?」
こなた「もうちょっと乙女心を理解すべきだよキョンキョン」
キョン「そうか?しかし今日は色々と貰えてしばらく出費が抑えられそうでラッキーだなw」
ハ佐かこつ「……はぁ…………」
______________________
こなた「ながもーん、キョン君って10回言って。
途中で恥ずかしくなったら負けだよー」
長門「……わかった」
長門「すぅー…キョン君キョン君キョン君キョン君キョン君キョン君キョン君ky」
キョン「長門ー、呼んだかー?」
長門「キョ!…////」
こなた「うひゃ~!!ながもん可愛いー!」
長門「………バカ////」
キョン「??」
______________
こなた「かがみ~ん!キョン君って10回言って!」
かがみ「な、なんでよ!」
こなた「いいからいいから」
かがみ「わ、わかったわ・・キョン君キョン君キョン君キョン君大好き大好き大好き大好き大好き・・」
こなた「あれ~?かがみ~ん?」
_________________
こなた「つかさー、キョン君って10回言ってみて。
恥ずかしくなったら負けだよー」
つかさ「うん、がんばる」
つかさ「キョン君キョン君キョンキョンキュンキュン君キョンk…
言えないよぉ~」
こなた「こういうのも、ありだね」
キョン「あぁ」
こなた「キョンキョンいたの!?」
キョン「つかさつかさつかさつかさ…」
こなた「こ…こんのアマぁぁぁぁ!!
つかさ「ちょ、ちょっとこなちゃん!!ぎゃぁぁぁ~」
キョン「お、おいこなた!!落ち着け!!!」
こなた「ここかぁ?ここがええのんかぁー?」
つかさ「くすぐったいぃー」
______________
こなた「じゃ今度は私がキョンキョンって10回言うね」
コホン
こなた「キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン
…あれぇ?今何回目?」
キョン「こなた…やればできるじゃないか…」
こなた「////…じゃ次はキョンキョンが言ってよ」
キョン「こなた、でいいんだな」
アーアー
キョン「こなたこなたかがみかがみつかさつかさみゆきみゆき…////」
かがみ「選びすぎよ!!」
キョン「誰かひとりなんて選べないよー☆」
こなた「チッチッチッチッチッチッチッ…」
______________
キョン「なんてこった!人身事故で電車が一時間以上動かない」
かがみ「どうすんのよ!帰ってPCで長編の続きかけないじゃない」
キョン「でも少し嬉しいかもな」
かがみ「何でよ?」
キョン「かがみと一緒にいれる時間が一時間増えたからな」
かがみ「キョン君・・」
____________
こなた「駅の事故って電車が人で一杯になるから嫌だネ…」
キョン「身動きとれないし、この蒸し暑いのに他人と密着せざるをえないからな」
こなた「ふふ、その時は顔が近い!って台詞は言わせないヨ。不可抗力だからネ」
キョン「まあ泉の場合俺の顔まで届かないからな、身長的に」
こなた「はいはい、どうせ私はチビですよ」
キョン「悪い悪い、怒るなって」ぽんぽん
こなた「むー。気やすく頭を触るなヨ。レディの髪に触れていいのは気を許した相手だけよ?」
キョン「…本当に怒ったのなら謝る。悪かった」
こなた「やだ」
キョン「どうすれば許してくれる?」
こなた「おでこにちゅー1回」
キョン「だっ、段々エスカレートしてないか」
こなた「気のせい気のせい、モウマンタイだヨ」
キョン「ええい、ままよ!…いくぞ」
ちゅ
こなた「えへへ…よきにはからえ」
___________
かがみ「ね、ねぇキョン」
キョン「どうした、かがみ」
かがみ「恋のミクル伝説歌ってくれない?」
キョン「何故唐突に朝比奈さんのオリジナルソングをオレが歌うんだ?」
かがみ「//いいから歌ってみてよ」
キョン「しかたないな・・・・(中略)宙の彼方へ~♪special generation~♪
キスってどんな味がすr・・・っ!!!!」
かがみ「//////っ・・・」
キョン「・・・・・・」
かがみ「・・・・・・」
キョン「・・・・同じだとは思うが・・・どんな味だったんだ?」
かがみ「あ、甘かったわよ・・・///」
みくる「版権料とっていいですか?」
________________
昼休み
キョン「腹へった…」
こなた「どしたのキョン?なんだか眠そうだネ。お昼食べないの?」
キョン「弁当忘れた…ついでに財布の中身も空だ。いつもの集まりの後だからな。」
こなた「いつも大変だネ。おおっと、こんなところにチョココロネが!…食べる?」
キョン「すまん、泉!恩にきるぞ。」
ガツガツ…ムグムグ…ぐっ!?
こなた「慌てて食べるからだヨ。はいジュース。」
ゴクッゴクッ…
キョン「ふうっ…ありがとうな泉。ってこのジュース!?」
こなた「ムフフ、わたしのだよん。関節キスだねぇ。」
キョン「あー、その…。あとで買って返すぞ。」
こなた「…別にいいよ。(くそー、かえさなくてもいーじゃん!かくなるうえはー)
それにしてもスゴい勢いだネ。…顔にクリーム付いてるよ。ほら、ここに…」
ペロッ!
キョン「!?、い、泉っ!?」
こなた「んっ…『関節』じゃなくなっちゃったね。///まあ、ジュースのかわりってことで。」
__________________
こなた「ねぇねぇキョンキョン」
キョン「ん?どうした?」
こなた「なんでもないヨ」
キョン「なんでもないってことはないだろう」
こなた「えっとね、あのね…」
キョン「早く言えって」
こなた「……好きだよ」
こなた「…言わせておいてスルーとはひどいんじゃないかい~?」
キョン「不意打ちは卑怯だぞ…」
こなた「キョンキョン顔真っ赤だよ」
キョン「…こなたもな?」
こなた「…ッ!!!」
________
キョン「プリント倶楽部か・・・今のは種類あるな」
谷口「おいおいキョン、また一人プリクラか?」
キョン「いいんだよ。フレームいっぱいの空間を、俺一人が独占出来る。これは素晴らしい事だぞ?」
谷口「ただ単に撮る相手がいないと、そういう事だな」
キョン「いや、まぁ一枚だけペアのがあるんだが、お前には絶対見せん」
谷口「・・・妹か?」
キョン「・・・」
谷口「まさか、涼宮か!?」
キョン「・・・ヒントをやる。髪が長い。」
谷口「誰だ!誰だ!誰だ!!」
キョン「ガッチャマーン」
谷口「チッ」
キョンの財布には一枚。
SOS団の活動でたまたま遠出した時、たまたま撮った一枚。
おそらく二度と会う事の無い少女。
泉こなたとの、一枚。
________