BymZMszaO氏の作品
私の名前は田村ひより
漫研所属、同人サークルで漫画も描いてる典型的な腐(ryなんですが、今とても気になってる人がいます
「キョン君、おはようございます♪」
その人との出会いは約一ヶ月前…
といっても私が勝手に一目惚れしちゃっただけなんだけど…
「ああ、朝比奈さん。おはようございます」
その人は今あそこで可愛い女の人(彼女かな?)と挨拶を交わしています
あっまた誰かと…
「おはよ~キョンキョンっ」
せ、先輩?
びっくりしたあれは私のオタク仲間で先輩の泉こなたさん
何やらキョン先輩と仲よくしている様子。これは…
と、そんな事を考えてる間に先輩達は階段を上がっている
キョン先輩に会えるのは朝のこの時間だけだっていうのに…
この所私はキョン先輩の事ばかり考えている
大好きな漫画が手につかない程なのでそうとう重症だ
「はぁ~…どうしたらいいんだろう…!」
私はある事を思いだした
~次の日~
ひより「先輩すいません、昼休みにわざわざ…」
こなた「いやいや、いいってことよ。
んで、何か用事があるんでしょ?」
ひより「え~あの~その…//先輩とキョン先輩って仲良さそうですよね」
こなた「キョンキョンと?
うん、そだね。今年同じクラスになってからよく喋ったりしてるよ」
ひより「それであの~…キョン先輩って彼女とかいるんですかね?//」
こなた「…うんうんうんうん、みなまで言うなひよりん(=ω=.)
可愛い後輩の為だ、私にまっかせなさい!」
ひより「先輩…ありがとうございます!」
~教室~
こなた「キョンキョ~ン♪明日ひま??」
キョン「明日か?まあ暇っちゃ暇だぞ。何かあるのか?」
こなた「デートしよ♪」
キョン「何!?」
こなた「あはは冗談だよ~。ちょっと買い物に付き合って欲しいんだ」
キョン「そうか…いいけど何処行くんだ?」
こなた「ゲマズとアニメイトに行こうと思って」
キョン「らしいなぁ…わかったわかった」
こなた「(=ω=.)~♪」
~その夜~
PPP…
こなた「ガチャッ、もしもしぃキョンキョン?」
キョン「こなたか、何だ
」
こなた「明日さぁ、私の後輩を連れて行っていいかなあ?」
キョン「そりゃ構わんが、急な話だな」
こなた「あれぇ?私と二人きりのがよかった??ニヤニヤ」
キョン「からかうな!後輩の子が来るのは全然構わんぞ」
こなた「ありがとね、じゃおやすみ~♪」
~次の日~
こなた「キョンキョン~お待ちぃ?」
キョン「おう、俺も今来た所だ。そちらがこなたの後輩の…」
ひより「はじめまして//た、田村ひよりといいます…//よろしくおねがいします!」
キョン「よろしく、俺のことはキョンでいいぞ。もうそれ以外の呼び方を求めるのも飽きた」
ひより「今日は突然付いてきちゃってすいません…//」
キョン「気にすることないよ、人が多い方が賑やかでいいんだし」
こなた「そうだよ~ひよりん(しっかりやれよ!ひよりん)」
こなた「到着ぅ~」
キョン「今日は何買うんだ?」
こなた「それは店内に入らないとわからないよ♪」
キョン「衝動買いってことか…
ひよりちゃんこういう店で退屈しない?」
ひより「え、いや…私は…//」
こなた「キョンキョン♪ひよりんは私と同じ部類なんだよ」
ひより「せ、先輩//」
こなた「ひよりん。オタクなら胸を張らなきゃ!
キョンキョンこの子はね漫画とか描いてるし凄いんだよ?」
キョン「へえ~そりゃ凄いな!」
ひより「いやいやいや!私なんてまだまだですよ…//
でも…ありがとうございます//」
こなた「あっ私ちょっとトイレ行ってくるね~」
キョン「待っとくか?」
こなた「いや~二人で店内ぶらついておいでよ」
キョン「それもそうだな。じゃひよりちゃん行っとくか」
ひより「は、はい//よろしくおねがいします!」
キョン「そんなにガチガチに緊張しなくてもいいよ。一歳差くらい対した事ない訳だし」
ひより「(この人結構鈍いのかなぁ…)あの~…キョン先輩、引きませんでした?オタク女なんて…//」
キョン「何だ、そんな事気にしてたのか。俺はそんな事で引いたりしないし、むしろ漫画を描いたりできるなんて凄いと思うぞ」
ひより「ほ、本当ですか?あ、ありがとうございます!//男の人からそんな事言われたの始めてです…//」
キョン「本当だとも。俺はそういう好きな事に一生懸命取り組んでる女の子っていいと思うぜ」
ひより「えっ//そ、そんな…あ、あの…//わ、わたしキョン先輩の事が好きです!」
キョン「えっ!」
ひより「うわ…わ、私いきなり何を…///ごめんなさい!ごめんなさい///わ、忘れて下さい(///)」
キョン「今の本当?//」
ひより「…は、はい//」
キョン「そういう風に思っててくれてうれしいよ//ありがとう、でも…」
ひより「…」
こなた「ただいま~。おっ♪どうしたのお二人さん(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「うわっ!こなた後ろからいきなり話かけるな!びっくりするだろ」
こなた「まあまあ♪(ひよりん上手くやったかな?)」
(やっぱりそうか…)
本当言うと私はここまで来る間に二人の様子を見ながら薄々感づいていたのかもしれない
キョン先輩がこなた先輩の事が好きだっていうことも
キョン先輩に告白しても迷惑をかけるだけだってことも
でも私はキョン先輩に告白した
嫌な女と思われたかもしれないけれど私はそれで満足です…
END