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pretend to be…1日目

帰りの坂道を彼女と親睦を深めながらと二人で歩く。しかもその女子が谷口曰く
Aランクなら最高である。
こういうことに誰でも一度は憧れたりするものだろ?
俺もちょっぴり期待していた時期があったさ、それが今叶っている。最高だと思
うだろ?だが俺はちっとも嬉しくない。
この状態の目的と複数の尾行人のせいでな。全くやれやれだ。

「ヤフー!」
「あら、こなたよく来たわね。」
「あ、泉さん。お茶入れますね。」
「ありがとう!みくるん。うん。この子がちょっとSOS団に頼みたいことがあるんだよ。」
「何?何?また幽霊かなんかの話?」
目を爛々と輝かせてやがる。この目をすると大概俺にとばっちりがくるんだよな。泉のことだし、マジでありそうだな。
古泉の野郎!なんでこんなときにいないんだよ!
「えっとさ、キョンキョンにこの子の彼氏になって欲しいんだけど、お願いできるかナ?」
部室が絶対零度になったきがした。
朝比奈さんお茶こぼれてます。長門、視線が突き刺さって痛いぞ。

「ダ、ダメよこなた!SOS団はそんな精神病は禁止なのよ!それにそこのあんた!このアホのどこがいいわけ?もっとあんたにふさわ…」

「ちょっと、こなた!言葉が全然足りないわよ!」
「ゴメンゴメン。でもまあ、あながち間違ってないじゃん?いっちゃんでもいいしね。」
「う、まあね…」
「どういうことよ?」
どうやら坂中以来の依頼らしい。決してだじゃれなんかじゃないぞ
泉が連れてきた友人、柊かがみさん(うちのクラスの柊の双子の姉妹らしいな。
確か谷口がAランクだとかほざいてたな)がストーカー?に悩まされてるとの相談だ。SOS団創設以来初めて一般人の役に立つ仕事かもな。

「そんなのウザイだとか直接言ってやればいいじゃない。」
それが出来たらここに来ないだろう?
「確かにそれが男の子なら私も自分で解決したわよ………」
「どういう意味だ?」
「女の子なのよ…」
………
「ふーん、それはお気の毒ね。いっそのことそっちの道に走ったら?」
「いやよ!」
「そうそう。かがみんは私の嫁だからね。」
「いや、それもない。」
「ヨヨヨ」
なかなか見事な夫婦漫才だな。本当にそっちの気があるんじゃないか?
「なるほどな、さっきの話は彼氏の振りをしてその女の子に諦めさせるってことか?」

「そうだヨ」
「そんなのSOS団に頼まずにそこら辺の男でいいじゃない?」
「まあそこら辺はかがみんの希望が…」
「ワー!と、とにかく!お願い出来ないかしら?」
「う~んそうね。その女の子が、宇宙人に拐かされてる可能性もあるし、いいわ。引き受けてあげる!明日から古泉君を仮の彼氏にしていいわよ。」
よし、久しぶりに巻き込まれなくて済みそうだ。今日来てない罰だ。明日から頼んだぞ古泉。南無
「いやできれば今日からお願いしたいんだけど…」
なんですと?
「多分今日も来てるから…」
「はるにゃん、ながもん、みくるん、かがみんのためにちょっとの間キョンキョン貸してお願い!」
おい泉。本人には承諾なしか?それとも俺には選択権は無いのか?
「あんた、えっと柊さんだっけ?キョンなんかでいいの?一時的にせよ、変な噂流れるわよ?」
俺をからかって遊んだりするかと思ったが、ずいぶん不機嫌そうだな。
「う、うん背に腹は変えられないわ!」
「よく言うよかがみん。どうせならキョ…」
「ワー!」
「まあこなたの要望ならしょうがないわね…。わかったわ。ただし!その女の子を調査する必要があるから、尾行はさせてもらうからね!」
「え?あ、うん。その方が万全よね…」

「おい!俺がやるのは決定なのか?」
「キョンキョン、かがみんじゃ不満なのかい?」
「いや、そういうわけじゃなくてだな。」
「そうよね。いきなりほぼ初対面の奴にいわれたら迷惑よね…」
「あーわかった。わかったよ。やるよ」
そんな猫みたいな目で言われたらかなわん。勘違いするなよ?俺は猫が好きなんだ!
「あ、ありがとう…」
「いいわねキョン!これはあくまでも活動の一環なのよ!マジデートじゃないんだからね。デレデレしてたらぶっ殺すわよ!」
「わかってるよ。」
「いいわねマジデートじゃないんだからね!今日明日でさっさと終わらせるのよ!」
んなこと言ってもそれは相手しだいだから俺はなんとも言えないのだが。
「へいへい。」

「じゃあキョンキョンはかがみんの家まで送って行ってネ。」
「今すぐ行くのか?」まだ朝比奈ティーすら飲んでないぞ。
「ハハーン。そっかそっか、キョンキョンは暗闇の中でかがみんと帰りたいのか。そっかそっか。暗闇の中でも二人っきりねぇ………」
おい何でそうなるんだよ。ニヤニヤするな!
「そんなわけないだろ?わかったよ。今すぐ行かせていただきます。」
だからハルヒさん?その右手で背中をつねるのをやめていただけないでしょうか?物凄く痛いです。
「そうよね…そんなわけないわよね。」
「で、はるにゃん達と私は見える位置から尾行するからよろしく!」
「お前も来るのか?」
「まあね。いろいろ見れそうだし。」
はあやれやれだ。


で冒頭の状態なわけだ。
「キョン君は涼宮さんと付き合ってる?もしそうなら勝手につれまわすことになってごめんなさい。」
「俺が?あり得んな。あいつは恋愛を精神病といって憚らないんだぞ?万が一俺がそんな気持ちになったとしても興味ない。で一蹴にされると思うがな。まあ万が一もないな。」
がさがさ!
「ふーん…。」
柊は何やら後ろの方を向いてるな。もう来たのか?
「それより柊は何でSOS団に頼もうとおもったんだ?」
「こなたに相談したら、この作戦考えてくれて実行したってわけ。」
全て泉の責任か…
「まあ、仮の彼氏といってもこんな冴えないやつで悪かったな。」
「え?そんなことないよ。キョン君もかっこいいよ!」
まあ、お世辞でも外見を誉められたのは初めてだな。なんか顔が熱いが気のせいだろう。
「ああ、そのありがとうな。」
「ううん…」
そのあとは沈黙が続いてどうにも気まずかったが、まあ悪い気分でもなかった。
駅周辺につくと
「いつもここら辺にいるんだけど…あ!来たわ。」
どこかで見たことあるようなシルエットだな。まあ気のせいだろう。


「かがみ様、今日もツインテールが最高なのです!あれ?キョンさん何でこんなところにいるんですか?」
気のせいじゃなかった!ちょっとまて、まて、まて。それはこっちのセリフだ。何でお前がここにいる?かがみ様?もしかして…いや、もしかもくそもないな。
「え…、キョン君橘さんの知り合いなの…?」
「あ、ああ…。」
「今日はプライベートなので貴方には用はないのです。さあ、かがみ様、どこに行きましょう?」
「私はどこにも行かないわよ!キョン君と出かけてるの!」
「キョンさんと?お二人はご友人だったんですか?これは都合がいいのです!」
「違うわ!私の彼氏よ!」
「な、ナンダッテー!と驚くとオモッタノデスか?ば、バレバレ愉快なんですよ?」
めちゃめちゃ動揺してるじゃねーか。
「嘘じゃないわ!キョン君が告白してくれたのよ!」
柊さん?いつからそんな設定なのですか? それに帰り道と少しキャラが違いますよ?
(ほらキョン君も乗ってきて。)
(しかしだな…)
(お願い助けると思って!)
柊って結構強引なんだな。

「あーん怒った声もステキ!」
いや橘があいてだからか。
恐るべしGL
「あ、ああそうだ」
「信じません!いつ、どこで、どんなふうに告白したんですか??」
「え、えーとだな…」
「今日、学校の屋上でドラマチックによ!」よく即答できるな。
「ドラマチックってどんな感じですか?」
「そ、それは………。と、とにかく私もキョン君が好きだったからOKしたの!これ以上付きまとわないで!」
がさがさ。
「おーかがみん大胆!」
遠くから声が聞こえてきたが幻聴だろう。
だが演技と分かっててもそのなんだ、あれだあれ。悪い気分じゃないな。
「悪いな橘。俺は柊にゾッコンなんだ。」
がさがさ!
(あのアホン…、キョンキョンも大胆…、自重するべ…、く、空気なのでーす。)
「キョ、キョン君…」
なんかちょっと楽しいぞ。

「私は絶対に信じません!今日のところは引き下がりますが絶対嘘を暴いてやるのです!覚えてやがれーなのです!」
涙目で走っていった様は同情を禁じ得ないが、どうしようもないな。
ダッダッダ。
後ろからなんか聞こえてくるが気のせいか?
「このエロキョン!死刑よ!」
「貴方は自重するべき。」
「や、やめろ俺は何もしてないぞ!」
首を閉めるな!死ぬマジで!
柊助けてくれ!
ってあれ?明後日の方向向いてる。
「ぞっこんかぁ……」
赤い顔してないで助けてくれ。俺の顔は赤から青にかわっちまう!
「す、涼宮さん長門さんキョン君がしんじゃいますぅ~!」
げほげほ。朝比奈さん助かりました。さすがマイエンジェルです。
「俺はたいしてなんもやってないだろ?」
「ふん!どうせ既成事実を作ってやろうとか考えてたんでしょ!このエロ大王!」
「そんなこと考えとらん!それにこれで当分は橘も付きまとわないだろ。解決して万々歳じゃねーか。」
「キョンキョンの言うとおりだよ。ハルニャン。ここは矛を納めないと。」
「むう。そうね。まあいいわ。次はあんたが自分でどうにかしなさいよ!解散!」
全くやれやれだ。
「キョン君今日は本当にありがとう。」
「ああ、柊。少し楽しかったしが、もう勘弁だな。」
「私も疲れたわ……。あんなにキョン君の………あー!!いや今日言ったことはぜ、全部演技なんだからね!か、勘違いしないでよ!あーもー!じゃ、じゃあね!」
表情がハルヒ並みに忙しいやつだな。
しかしとにかく疲れた日だったな。さっさと帰って寝るか。
しみじみと思う。この日早く寝ていて本当によかった。今日なんか序の口だったからな………



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最終更新:2007年11月24日 00:21
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