こなた「ねぇキョンキョン」
キョン「どうした?」
こなた「そろそろあたしを嫁に貰ってくれないかい?」
キョン「そろそろって……話の流れが全く読めないんだが」
こなた「いや、だってあたしもう1○になったから、結婚できるじゃん」
キョン「だからってお前な。結婚ってのはこれからずっと一緒に居る奴に対してだな――」
こなた「だって最近あたしキョンとばっかり遊んでるじゃん。だから全然問題ないって」
キョン「……ったく」
『KyonとKonatanは夫婦となりました』
Kyon「これでいいんだろ?」
Konatan「おk。㌧クスキョンキョンw」
Kyon「正直サブキャラが嫁ってのも嬉しくないな」
Konatan「大丈夫、大丈夫。もうこっちメインで行くって決めてるからサww」
Kyon「おいおい、いいのか?あのキャラ結構なLvだろ?」
Konatan「相変わらず鈍チンだねぇキョンキョンは(=ω=.)」
Kyon「???」
Konatan「キョンキョンは戦士キャラだけど、どんなステ振りにしてるの?」
Kyon「俺か?どうも俺はこういうゲームでも堅実的らしくて、攻撃より防御上げてるよ。お陰で一人じゃ敵が倒せなくてな」
Konatan「いやいや、でも壁キャラはPTじゃ必須キャラだから需要あるよ」
Kyon「と言ってもなぁ……お前以外とPTなんて滅多に組まないからな」
Konatan「まぁあたしのキャラは魔術師だから相性バッチリ。全然おk」
Kyon「どういう事だ?」
Konatan「魔術師は火力あるんだけど、防御が紙でねぇ。壁キャラが居ると心強いんだヨ」
Kyon「なるほどな。つまり俺はお前を守ればいいんだな。それなら任せとけ」
Konata「 」
Kyon「ん?台詞が空白だぞ?」
Konatan「いや、なんでmにあ」
Kyon「???」
こなた「ふおぉ!キョンキョンがあたしを守るって言った、守るって言ったぁ」
こなた「どうしよう、ニヤニヤが止まらないヨ」
こなた「……これは新たなネトゲの楽しみを見つけてしまったヨ」
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Konatan「んじゃちょっとポーション買ってくるから適当に狩ってておくれ ノシ」
Kyon「俺一人じゃ敵倒せないからなぁ。ま、チマチマやってるさ」
Konatan「もうキョンキョンはあたしが居ないと生きていけない体なのね、ぐふふw」
Kyon「アホな事言ってないでさっさと行ってこい」
Konatan「照れ屋なんだから。そこが萌え~。ほい、テレポート」
Kyon「萌えとか言うな!ってもう居ねぇ。さて、どうするかな……ん?」
Konatan「やーやーキョンキョン、お待たぁ~……て、あれれ?」
女PC1「助けてくれて有難う御座います~^^」
Kyon「いえいえ、俺も暇だったから」
女PC2「せっかくなんでPT組みませんか?私たちどっちも後衛なんで困ってたんですよw」
Kyon「いや、悪いけど俺は……」
Konatan「……ちょっとキョンキョンこっち来る!」
Kyon「お、帰って来たか。ってちょおまくぁwせdrftgyふじこlp;」
女PC1&2「…………(゚д゚)ポカーン」
Konatan「キョンキョンは目を離すと、すぅぐこれだヨ」
Kyon「人に吹き飛ばし効果のある魔法連続で放っておいて酷い言い草だな。おかげで瀕死だぞ」
Konatan「ネカマに引っ掛かる所を助けてあげたんたぞー。もちょっと感謝汁」
Kyon「ネカマ?え、あの人たち男だったのか?口調とか普通に女の人かと思うんだが……」
Konatan「廃人のあたしが言うんだから間違いない!てな訳でこれからは気を付けるように(`・ω・´)」
Kyon「分かったよ。疑って悪かったって」
こなた「まさかネトゲの中でまでモテるなんて。これじゃ目が離せないじゃないか……」
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Kyon「ふぅ……効率はいいが、さすがにこのLvのダンジョンで囲まれると厳しいな」
Konatan「いやいや、ナイスブロックだったヨ。キョンキョンも壁キャラが板に付いてきたね」
Kyon「まぁこれしか出来ないからな。お前ぐらいしっかり守らなきゃ立つ瀬がない」
Konatan「うんうん、それでこそあたしの旦那」
Kyon「いい加減その設定は止めて欲しいんだが……」
後日
キョン「満員電車ほど忌々しいものは無いな」
こなた「まぁまぁ、これを乗り切ればネトゲが待ってるって考えればイインダヨ」
キョン「俺はお前ほどネトゲ中毒じゃないからな……っと、泉!」
こなた「ふえ?ぬおっ!?」
リーマン「あ、すみません」
キョン「いえ、こちらこそ……大丈夫か、泉」
こなた「ななな、なになに、なにごと?何で急に抱き寄せられたの?」
キョン「お前の後ろに居る人の鞄が当たりそうだったんで、ついな」
こなた「な、なるほど。ナイスブロックだヨ、キョンキョン」
キョン「中毒じゃないって言ってるそばからこれか……クセになってるな俺も」
こなた「そ、それでイインダヨー」
キョン「はいはい、グリーンダヨ。そのネタも聞き慣れたよ」
こなた「(ネトゲもいいけど、リアルも最高!)」
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Kyon「こなたが来るまで暇だな・・・しょうがない、狩りでもしとくか・・・」
Icchan「ここで僕の登場ですよ、ふんもっふ!」
Kyon「なんでお前がここに居るんだよ!」
Icchan「いいじゃないですか、ナイトとアーチャーですよ?」
Kyon「帰れ」
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