文化祭が終わり、冬を迎えた。
あの二人は付き合っていることを文化祭であのあと公言した。
ハルヒとかは凄く怒ったりしたけれど、結局丸く収まった。
一方、私といえば意外にも何の未練も無くなっていた。
自分でも不思議なくらいすんなりと諦められたのだ。
こなたとキョン君が今まで通りに接してくれてるからかもしれないし、二人がとても別れたりする気配が無くて割り込めないからかもしれない。
だけど、私としてはあれはたぶん夢だったのだろうと思う。
まるで夢から覚めた時のように何故あんなに恋い焦がれたのかが思い出せない。
それはただの心変わりと言えばそれまでだけどそれは少し違う。
…何が違うと言われても説明は出来ないけれど。
もっとロマンのある言い方をすれば氷が溶けた後に何も残らなかった、みたいな。
私は霜の下り始めた街並みを歩きながらこの恋をまとめた。
間違ってもまた親友の恋人に傾かないように。
そうだ。こんなたとえはどうだろうか?
今パッと思い浮かんだけれどなんとなく気に入ったフレーズ。この終わった恋を指すものとして。
夕べに生まれ、朝に消える、
朝霜の夢。
了。
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最終更新:2007年12月04日 18:03