谷口「青春といったら二人乗りだよな」
キョン「イコールで結べる類のものじゃないと思うんだが」
白石「でもドラマとかでもやってるし、わかるなあ」
国木田「キョンはやったことあるんだよね?」
キョン「ん。まあ、な」
谷口「マジでか!?」
国木田「中学時代の話さ。ほぼ毎日やってたみたいだから、手馴れたものだろうね」
かがみ「……」
キョン『ほら、乗って』
かがみ『う、うん!』
パンッ
キョン『…………』
かがみ『…………』
キョン『…………』
かがみ『…………弁償するね、タイヤ』
かがみ(いやぁぁーっ! ダイエットしなきゃぁぁぁ!)
☆
谷口「まあ相手はいいとして……二人乗りの醍醐味っつったら、やっぱ密着だろ!」
白石「エロイな」
谷口「体に手を回されてさ、こう背中に、胸の、胸の感触がッ」
国木田「自重しろ」
キョン「……別にんなことはなかったけどな」
みなみ「……」
キョン『ほら、乗って』
みなみ『……はい』
キョン『じゃ、行くぞ』
みなみ『…………』
キョン『乗り心地は?』
みなみ『いい……です』
キョン『そうか、ならよかった』
みなみ『……気づきませんか?』
キョン『何に?』
みなみ『……いえ、なんでも……』
みなみ(“あててんのよ”……その一言がいえなくて)ペタペタ
☆
谷口「さっきから聞いてりゃお前、勝ち組だからって調子に乗るな!」
キョン「ちょっと待て。何を想像してるか知らんが、そんな甘酸っぱいもんじゃないぞ」
谷口「うそつけっ。自転車の二人乗りっていう行為自体が調子こいてるカップルの証拠だぜ」
キョン「だから、彼女じゃないんだって」
谷口「てめぇーっ。彼女ですらない相手をホイホイ乗せたっつーのか!」
国木田「でも、仲は良かったよねえ」
みさお「……」
キョン『迎えに来てやったぞ』
みさお『む、ごくろーっ』
キョン『じゃ、乗ってけ』
みさお『……あーあー、あやのもこんなことやってんのかなー』
キョン『そりゃ、彼氏もちだからな。するんじゃないの』
みさお『みゅー。わかってたことだけど、なーんか遠くに行っちまった気がするなー』
キョン『じゃあさ』
みさお『んぁ?』
キョン『俺と、付き合わねえ?』
みさお(……私、タイムリープしてねー?)
☆
かがみ「ね、ねえ……どのくらいの重さなら、自転車で運べる?」
みなみ「……あて……何でもない、です」
みさお「なあ。お前、未来から来てねー?」
キョン「わけがわからん……」
ハルヒ「……」
ハルヒ『キョン、団長命令よ。乗せなさい!』
キョン『やだね』
ハルヒ『なっ、ヒラの分際で団長に逆らう気?』
キョン『命令されて乗せてるなんて思われたくないからな――ハルヒ』
ハルヒ『……何よ』
キョン『乗ってくれ』
ハルヒ『キョン……(///』
ハルヒ「団長命令よ、乗せなさい!」
キョン「へいへい、どうせ拒否権はないんだろ」
ハルヒ「…………」
神人「さすがハルヒッ! 相手に非はないのに勝手に不機嫌になるッ!」
古泉「そこが迷惑ッ! 大迷惑ッ!」