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罰ゲームは女の子

七誌◆7SHIicilOU氏による作品です。

 

「やぁキョンちゃん、可愛いね~」
「あら結構いけるじゃない」

どうしようもなく屈辱だ


さて、漫画やアニメのような絵での描写がないため
現状を把握するのは皆様方には非常に難しいと思うので
それが自分の首を絞めることになろうと俺は職務を全うさせていただく
わかりやすく言うと俺の格好が今回の肝になるだろうか
つまりは長い髪を後ろ手に結んで、ハルヒやこなた等と同じ制服を着ている
ここまで言えば大半の人間は俺の現状が鮮明に理解できたことであろう
女装って奴だ、これが部室オンリーだったから良かったものの
危うくこの三年間で培ってきた今までの友好関係やらなんやらを全て崩壊させかねん
だがそのかわり俺は結構な数に上る団員に言葉だけを見れば賞賛とも思える嘲笑を受け続けている
ついでに胸にはかがみが"なぜか"持っていたパットが入っている
「いや、本当になかなかの物ですよ」
だまれ古泉、お前がやってみるか?心のそこから笑ってやろう
「ご遠慮します」
いつもの笑みを絶やさず細目をさらに細くして頭を振る古泉
絶対俺よりこいつの方が適任だと思うんだがな






さて、大本というか原因となった台詞は例によって例のごとくと言うべきかハルヒだった
放課後に部室でカードゲームをやっているとき
ハルヒは自分が勝利を収めると同時に
「罰ゲームを決めましょうか、女なら男装を男なら女装!明日一日その格好でいる事」
高らかに宣言したのだ、ちなみに昨日の明日、つまり今日は平日で学校である
一見平等のように見えて、俺と古泉に圧倒的不利な罰ゲームを決めたハルヒに
当然のことだが俺は猛烈に反対したのだが、女性連合は以外と乗り気で早々に俺の意見は却下された
このときばかりはハルヒ相手に完璧なイエスマン振りを見せ続けていた古泉も苦笑いを隠せなかった
…あとでわかったことだが、ゲーム中ハルヒに罰ゲームに関する助言をしていた人物がいたのだ
それが、こなたを筆頭とする後輩二名―言うまでも無いがひよりにパティだ―を加えた三人組
罰ゲームの内容もそう思うと全く違和感がなくなるのがおかしいな
そしてあの時はそんなことを露知らず、その三人組の勢いと
『俺達が負けた場合は放課後の部室だけにする』という向こうの譲歩に乗せられて承諾してしまった
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックだったか、向こうの思うが侭だったんだよなこれがさ


その結果がこれだ、こなたやハルヒに勝てるとは元から対して思っちゃ無かったが
どうしてこうも変な状況になると途端に勝てなくなるのだろうか
これも一種のハルヒ効果なんだろうか、などと現実逃避しても結果は変わらず
俺はいまどうしているかというと…、フラッシュを全身に浴びている
ハルヒが一日で揃えた朝比奈さんのとサイズ違いの同じ衣装を着てな
ラフ板係をしている古泉は昨日の動揺っぷりを完全に忘れて、ニヤついた笑みを浮かべている
蹴りの一つでも入れてやりたいところだが、こんな短いスカートを着てそれは若干ためらわれる
これを考えると、初期のハルヒは羞恥心の欠片も無いことが窺い知れるというものだ
「ちょっとキョンキョン、眉間に皺が寄ってるよ~笑顔笑顔!」
これ以上の恥辱があるのだろうか?いやない
だがなぜだろうか、ここまで来てやっと開き直ったのかどうなのか
「次はこれを着てみなさいよキョン!」
そうやってメイド服を差し出すハルヒに渋々とはいえ従ってしまうのはなんでだろうね?




「それはキョン先輩がそっち側に染まってるんスよ!」

やれやれだ






作品の感想はこちらにどうぞ



雪茶◆yukichanHA氏が書かれた続き「かがみが同ゲームで負けたようです

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最終更新:2008年01月25日 19:42
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