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No,Idea

七誌◆7SHIicilOU氏による作品です。

 


スランプ、そんな言葉が頭に浮かんでいる
最近まったくネームが進まない
ネタがまったく沸かず、意欲が減退していく一方なのだ
いっそペンを放り投げてしまおうかとおもうけれども
そんなわけにはいかないし、長年使ってきた
相棒ともいえるペンを痛めつけるわけにもいかない
結局わたしは、その日なにも書けずに布団に潜った


朝、顔を洗って着替えて朝食を食べて家をでる
でも、自分でもわかるくらい覇気が無い
ちょっと前までは何かにつけて漫画のことばかりを考えていたのに
今は他の何かが頭の中心を占拠しているかのような気がする
ゆたかちゃんや、みなみさんやパティが私に心配して話しかけてくれるけども
気の聞いた一言すら出てくる気配も無く
ただ適当に受け答えをするだけ、何かの病気なのかも知れないが
熱があるわけでもないし、身体に変化があるわけでもない
こんな状態で保健室に行っても追い返されかねない
とりあえずは、何事も亀の甲より年の功
仲のいい先輩達に相談してみることにしよう

 

「それはねひよりん、立派な病気だよ、恋の病って奴さ」
それが話を聞いた直後の泉先輩の台詞だった
しかし、困ったことに私にその自覚はない上に
そもそも好きな男性どこか、仲のいい男性なんてものが居ない
私に恋心なんてセンチメンタルな物が芽生えるとは思えない
先輩は先ほどの一言ですべてを言ったかのように
それいこう何かを喋る様子が無い
仕方なしに他の先輩に聞くべきかと思案していると
自分を呼ぶ声が聞こえた
振り向くとちょっと遠めにキョン先輩がいた
「どうした?なんか深刻そうな顔をしてまた、漫画かなんかか?」
そんなに顔に出るタイプだろうか私は
つい、自分の顔に手をやってしまう
それをみたキョン先輩は、両手を伸ばして私の頬をつまんで遊び始めた
「なんで悩んでるか知らんがな、そんなムーっとした顔より笑ってる方が
絶対可愛いぞ」
彼はそういって私の顔でひとしきり遊ぶと手を離し
私に笑いかけて言ってしまった
しばらく、ボーっとしていると
後ろから泉先輩が私の肩をつついて
「もう、悩みはなくなったみたいじゃん?」
といってやっぱり居なくなってしまった

確かに悩みはなくなったけど
別の理由で結局漫画を描くことが出来無いのはどうしようか

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最終更新:2008年01月25日 14:03
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