七誌◆7SHIicilOU氏による作品です。
夏祭り、毎年夏の暑い時期になると
桜並木などに出店が並び始め、公園では老人会か何かが踊っている
親に少量の小遣いの変わりに妹を連れてくように頼まれた俺は
近所の出店に足をすすめた
妹はそれわたあめだのりんご飴だの人形焼だの
あっという間に親から貰った文が消える勢いで色々喰っていた
おそらく、俺達の夕飯はこの出店で決定させてるであろう事を考えると
このままだと俺は空腹のまま一日を終了させることになってしまう
それはまずい、俺は腹に溜まりそうなものをさがし
たこ焼き屋を発見することに成功した
しかし、それで気が緩んだのかそこに向かう途中に子供にぶつかってしまった
「あぁ、君大丈夫かって…」
鋭い諸君ならば気付いた人も居るだろう
こなただ、思いっきりこなただ
しりもちをついてぱちくりと目を瞬かせている
が、しばらくしてから起き上がり
いつもの糸目で俺に話しかけてきた
「キョンキョン、私に気がついてなかったでしょ?」
「あぁ、まぁちょっと視界に入らなくてな」
これは事実だ、ちっさいと直接言わずにするにはなかなかいい手段だと思うね
「しかも、子供と勘違いしたでしょ」
ううむ、これについては反論できない
まったくその通りだ、すまん
「じゃあ、あの店のたこ焼きキョンキョンが買って」
どうやら俺はいつでもどこでもたかられる立場にあるらしい
仕方が無い今回は俺に非がある、こなたには了承の意をしめして
たこ焼き屋でたこ焼きを二つ…
「キョン君私も食べたい」
三つ買った
その後は、なぜかこなたが一緒について周り
妹が二倍になった錯覚を覚えながら
祭りをそれなりに堪能した
今月の残りをどうやって過ごすかが問題だがな