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ふとみる、ななこの、教師の姿

七誌◆7SHIicilOU氏による作品です。

 

俺は窓から青い空を見上げて、徒然なるままに
流れて消えるは現れる事柄に思考を巡らしていた
空について、雲が1割未満で快晴、4割までは晴れ、それ以上は曇りと分類するらしい
つまるところそれは、今現在が快晴であることを示している
こんな日はどこか清々しくなるもんだな

風邪について、馬鹿は引かないとよく言うがそのところどうなのだろう
もし本当にそうであるならば俺はいま、馬鹿でないことを証明している
真っ最中だということだ、つまり俺はいま風邪を引いているということになる
学校に来たはいいが、一時間目の歴史で我らが担任の黒井先生に
保健室へ強制連行された
だから本来授業中のこの時間に空を眺めている余裕がある訳だ
俺という壁が居なくなったいま、ハルヒが普段授業中に行っている
不真面目な態度が白昼にさらされている事だろう
この青空と合わさって風邪のだるさも忘れるくらい俺は爽やかだ
さわやか三組に出演できるかもしれないね、近所のお兄さん役ぐらいならさ


さて、時間を確認したいのだが残念ながら今の俺にその手段が無い
普段つけている腕時計はこの間こなたの鉄拳を咄嗟に防いだ際に
その身を永遠の眠りにつきかけたため修理にだして手元にないのだ
保健室にも時計はあるのだろうが、ベットで寝ているため
周りにはカーテンがしかれ時計は確認できないのだ
まぁ体感的にはそろそろ二時間目の授業が終了する頃だろう
体調もほぼ良好といって問題ない
三時間目からはちゃんと出るとしよう
優雅に保健室ライフを満喫するほど俺の成績の方は良好ではない
いまにも胴体着陸を起こす寸前なのだ
留年だけはどうにかして避けなければならんからな

しばらくすると授業終了の鐘がなった
するとほとんどタイムラグなしで保健室のドアが勢いよく開いた
誰かと思うより前にカーテンが開いて、そこに担任教師の姿があった
心配になって見に来たのだろうか、なんせ彼女に強制連行された故に
俺はここに居るわけだからな、本人からみれば
そのときの俺は酷く危険状態に見えたのだろうからな
心配で身に来てくれたたとしても不思議じゃない
とりあえず俺は俺の体調をしきりに聞いてくる担任教師に起き上がりながら
好調とも言っていい現在の状況を伝えた
心配げな顔はその一言でいつもの見ているこっちが楽しくなりそうな
笑顔に二十面相ばりに早変わりした

その後の黒井先生はいつもどおりの笑顔と
溌剌とした声で
「まったく心配させよって!」
とか
「風邪は身体管理ができないから、馬鹿が引くもんなんやで」
とか色々言ってきたが
結局のところ俺が復活したことを喜んでくれているのは
理解できたので俺はありがとうございますと頭を下げといた

照れたように頬を掻きながら、俺の背中を引っぱたき
廊下に向ってく黒井先生は普段どおりに見えたけど
でもどこか教師らしさを感じさせる背中だった
俺はベットから降りて靴をはいて

なんとなく、もう見えない背中にもう一度頭を下げた

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最終更新:2008年01月25日 14:06
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