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4.古泉 GAME OVER

七誌◆7SHIicilOU氏の作品です。


騒がしい
様々な音が鼓膜を破壊せんと広いホールの中飛び交う
ジャラジャラというコインの音
アニメだとかの音楽が大音量で流れ
パチスロなどの音、競馬ゲームの実況、人の声

パチスロなどの音、競馬ゲームの実況、人の声
アニメだとかの音楽が大音量で流れ
ジャラジャラというコインの音
様々な音が鼓膜を破壊せんと広いホールの中飛び交う
騒がしい



騒がしい音の中で
パンッ、とわざとらしい銃声がして、俺の手にやはりわざとらしい反動が来る
腐敗した身体を動かす通称ゾンビなる生物(死物?)が奇妙な声をあげて倒れる
続けて出てくるたくさんの敵を俺は上手く武器をチェンジしながら倒す
画面の向こうとは言え、突然横から気持ち悪いのが出てくると正直驚く
ペダルを放して弾のチャージをしながら先に進む
「お前はこの手のだとそれなりに上手いんだな」
気持ち悪い変な犬が襲いかかってくるのを撃ち払いながら
俺は隣の古泉に声をかける
流石に点差はあるものの、まだ攻撃は食らってない
「臆病者でしてね、ちまちまとやってると意外と大丈夫なもんですね」
青白い巨大な人型蛍光灯と戦ってる超能力者がよく言うもんだ
「いえ、神人の正体はわかっていて、それと戦うすべも持っていますが
 このようなゲームは逆に怖いですよ」
それにしては笑顔だが、まぁ表情に関しては長門以上にこいつは読めない
突っ込むだけ無駄だ、それにそろそろボスが出てくるあたりだろう
画面に集中しなければいかん、後ろで見てるこなたとかがみは静かにしてくれてるのに
やってる当人達が会話に気を割かれて死んでしまっては目も当てられんからな
「古泉、死ぬなよ」
「出来る限り、善処します」



ちょいと状況説明と行こうか
俺と古泉は、珍しく男同士でゲームセンターに遊びに来てた
まぁ場所自体は前述のやり取りで理解は出来ただろうが一応
で、同じく女同士で遊びに来てたらしいこなたとかがみに遭遇
まったく世界は狭いな、特に遊び場が限定されるような一地方都市だと特に
その際、かがみとこなたがやってたゲームがこのガンシューティングで
二人が終わった後に俺達もやることにしたのだが
「そろそろお昼時だし、点数の低かった組の奢りで」
こなたがさも当然のようにいいだした
そもそもたまたま会っただけの筈の俺達なのに
なぜ最初からこのメンバーで遊んでたかのように振舞うのだろうか
しかし、まぁありがちな挑発するような物言いにホイホイ乗っちまった俺は
こうやって古泉と奮闘してるのだった、回想終わり



GAME OVERと画面に血文字で書かれているのを眺める
最後までクリアしたのにこう書かれるとなんとなく嫌だな
で、結果である
古泉は確かに善処したのだが
いかんせんその臆病戦法ゆえに、最後まで行ったのだが点数がよろしくなく
合計点で我々は敗北を喫したのだった
「まったく面目ないです」
「いや、今回はお前の所為だけじゃないさ気にするな」
いつもの圧倒的なゲームの弱さが出ないだけいいじゃないか
それにこの手のなら普通に楽しめることもわかったし
また来ることにしようじゃないか
「そうですね、こういうところも悪くありません」
「だろ?」
実を言うとゲームセンターに連れてきたのは
ゲームは好きなくせにボードゲーム等のアナクロなものばかりで
デジタルなものをなぜか毛嫌いというか、苦手意識を持ってる古泉に
こういった楽しみを教えてやろうと思ってのことだ
まったく俺らしくもない、男相手に偽善心だしてもリターンは無いってのにな

「キョン! 早く~」
「古泉君もはようせい!」
まぁ、こうやってあいつらに奢らされるのがリスクとも思わんからいいか
ノーリスクノーリターン、それでいいだろうさ
「わかったよ! 行くぞ古泉」
「はい、了解です」

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最終更新:2008年02月23日 08:41
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