七誌◆7SHIicilOU氏の作品です。
夜、お風呂からでた私は
お姉ちゃんの部屋に、お風呂が空いたことを教えに行く
ノックを二回してから返事を聞いて私はドアを開ける
私はてっきりいつもとおんなじでパソコンの前に座ってると思ってたけど
「ゆーちゃんどしたの?」
お姉ちゃんはベットに転がって本を読んでいた
でもその本はいつもの漫画とかじゃなくて、薄い大きな本だった
「お風呂が空いたんだけど…、こなたお姉ちゃんなに読んでるの?」
「ん~、えっと…そうだな~」
お姉ちゃんは私の質問にちょっと困ったように考えて
「ま、いっかな、ひよりんの描いた漫画だよ~」
少しだけ意地の悪そうな顔でお姉ちゃんは本棚からいくつか本を取り出して
それを私に渡してくれた
「貸してあげるよ、私はお風呂入ってくるからさ」
私の肩をポンと叩いてお姉ちゃんは意味ありげにお風呂に向かってしまった
…なんだろう?
わからないけどひよりちゃんが描いた漫画は見てみたかったし
ひよりちゃん本人には貸してもらえないからすごく興味があった
私は貸してもらった数冊の本を胸に抱えて自分の部屋に戻った
「はぁ~、やっぱり上手だな」
一冊ずつそれを見てると、やっぱりひよりちゃんの絵が上手いのがわかる
「すごいな~、やっぱりノートに描いてるのとは少し違うんだね」
こなたお姉ちゃんの真似をするように
ベットにうつ伏せになりながらページをめくる
「あっ、これキョン先輩に似てるかも」
モデルにしたのかな? とか思って
次のページをめくる
すると、私に少しだけ似てる子がそのキョン先輩に似てるキャラとキスをしていた
私がキョン先輩とキスしてるような錯覚を感じて
そっと唇に手をやる
「ゆーちゃん、なに足をばたばたさせてるの~?」
「おっ! お姉ちゃん!」
私はさっと身体を起こして、なぜか本を隠した
「その本、キョンキョンに似てるのとゆーちゃんに似てるのがでてるでしょ~」
…お姉ちゃんはわかってて貸してくれたのかな
さっきの意味ありげな笑顔はその所為なのかもしれない
「ま、しばらく貸してあげるからさ、好きなだけ読むといいよ」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」
お姉ちゃんはまた手をひらひらと振って自分の部屋に戻った
またこれから徹夜でゲームやるのかな
私は扉をそっとしめて、ベットに戻り
さっきの続きを読む
「ふぅ」
私もこんな風に先輩とキスできたらいいな…
ページをめくる…あれ?
段々と怪しい方向へ話がなってってる
何で服を脱いでるの?
いけないと思ってもついページをめくる手に力がこもり
心臓がどくどくする、まるで悪い事をやってるような気分
「はぅ! ほぇ~、うわっ!」
次の日
「おっ! ゆたかちゃんおはよう」
「あっ、先輩…」
「ちょ ちょっとゆたかちゃん?……なんで逃げるんだ?」
「あんたゆたかちゃんになんかしたでしょ!」
「誤解だ誤解!」
最終更新:2008年02月23日 09:23