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11.こなた ここが勝負の分かれ目よん

七誌◆7SHIicilOU氏の作品です。


平和だ、放課後のSOS団
もはや有閑倶楽部とでも改名すればいいのにと思うほどに
ただの暇人が暇つぶししてるだけの集団になってる我々
毎日ゲームをやって本を読んで、遊んでるだけなのだが
しかし十人以上の人間が集まればやはりいざこざだって起きるわけで




「あんたいい加減にしなさいよね!」
かがみが怒鳴り
「あによ、私が間違ってるっての!?」
ハルヒが怒鳴り

俺は眉間を押さえて椅子に全身の体重を預け
長門は我関せずと本を読む
みゆきさんはナース姿(朝比奈さんのおさがり)でおろおろとして
古泉は肩をすくめるばかり
まったくこの手の騒がしさとは最近無縁だったからか
それとも今ここに居る面子の問題か
喧嘩してる当人以外はずいぶんと平和である
…それでも俺がどうにかせんといかんのだろうか

「ふ~ん」

こなたは細目をさらに細めて
納得したのかしてないのか、よくわからん返事をしてそのままの体制で
スススと喧嘩してる二人の間に移動した
それは俺が制止する間も無いほどのすばしっこさだった

「私は元々ハルヒのそういうところが…!」
「なんですってぇ!?」

気付けば二人の喧嘩は元の原因から程遠く離れ
お互いの貶し合いになってしまっている
ずいぶんと頭に血が上ってるようだ
こなたは大丈夫か? さすがに手がだすような二人ではないだろうと思うのだが…
だがこなたは俺の心配などどこ行く風、スッと向かい合う二人の真中に移動し終わり
前髪に手を掛けて、勢いよく立ち上がる

「ここが勝負の分かれ目よーん!」

時が、止まった 空気が、凍った
ザ・ワールド

「…」
「……」

がたがたとハルヒは自分の団長席に座ってパソコンの電源を入れる
がたがたとかがみはパイプ椅子に座って棚からラノベを取り出す
こなたは、前髪を両手で分けた状態で動かない


「さっきは言い過ぎたわ、ごめん」
「…まぁ今日のところはいいわ」

…………和解した
なんだこれ?

「ちょ、ちょっとなんか反応してよ~」

こなたが動かずに泣き言を漏らす
なんとも滑稽な姿だ、思わず俺は堪えたが笑いが少し漏れる

「あはははは」
「うふふふふ」

同時に笑うかがみとハルヒ
こなたはようやく安心したようにして
スススとまた忍者のように俺のところにやってくる

「よかった、あのままじゃ私精神的に死ぬかと思ったよ」
「実際一歩手前だったぞ」
「えへへ~」

はぁまったく、今日も平和である

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最終更新:2008年02月23日 09:44
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