著者は米澤穂信、ミステリ・フロンティア・創元推理文庫刊
―ストーリー―
1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。気鋭の新人が贈る清新な力作。
青春ミステリー。日常の謎のミステリーとなっている。
主人公たちは日記を読みながらマーヤが6つに分かれたユーゴスラヴィアのどの国に帰ったのかを推理しようとする。
元は古典部シリーズとして書かれる予定だった。
最終更新:2008年01月27日 02:35