「あののう、そげな事素直に答える思うとるんかいのう?」

【名前】 ブロッケン妖怪のセマッタ霊
【読み方】 ぶろっけんようかいのせまったれい
【声】 松田重治
【登場作品】 天装戦隊ゴセイジャー
【登場話】 epic24「ミラクルアタック・ゴセイジャー」
【所属】 地球犠獄集団・幽魔獣
【分類】 幽魔獣
【生息地】 霧の多い山中
【特技】 特殊な蜃気楼による幻を生み出す、邪剣、御来光雲
【作戦】 アバレヘッダー入手作戦のための囮
→実体を持った幻幽魔獣による破壊
【趣味】 単独登頂
【UMAモチーフ】 ブロッケン妖怪(ブロッケン現象)
【生物モチーフ】 ザトウムシ
【名前の由来】 ペット・セマタリー

【詳細】

有名な未確認生物「ブロッケン妖怪(ブロッケン現象)」の正体とされる幽魔獣。

背中にある後光のような部分で気温を操る事によって周囲に特殊な蜃気楼のフィールドを発生させ、無数の幻影を生み出す事ができる。
幻影は文字通りに実体のない単なる幻影で、他の働きはない。
胸部にはザトウムシの胴体があり、足は背中の後光部分に繋がっている。

自身の大きさを偽る事も可能だが、その場合は「近くにいる存在も巻き込み、同じ大きさに見えてしまう」という欠点がある。
背中から幾つもの爪のような物体を伸ばして攻撃し、口からの黄色い煙で爆発を起こして、両腕から伸びる鉤爪を武器として操る。

チュパカブラの武レドラン」が封印されたアバレヘッダーを入手するまでの間の時間稼ぎとして出現。
自身を巨大な姿に見せかけ、不自然さを疑われないようにゴセイグレートの攻撃に合わせて吹き飛ばされる演技まで行い、倒された幽魔獣を甦らせた幻覚によって時間稼ぎをするが、自身の特性を知るゴセイナイトに攻撃され、ダメージを負って幻影も消え去ってしまう。

武レドランの計画の補佐を完遂、武レドランが入手したアバレヘッダーの力を与えられた事でパワーアップ。
実体を持った幻影を作り出す能力も得て、実体を持った幻影幽魔獣と共にゴセイジャーとゴセイナイトを苦戦させるが、アバレヘッダーの真意を聞き、ミラクルゴセイヘッダーの力を得たスーパーゴセイジャーになす術もなく、最期は「スーパースカイランドシーダイナミック」を幻影幽魔獣と共に受け爆散した。

今回の戦いでゴセイジャーのパワーアップを許してしまい、武レドランは作戦の失敗によって幽魔獣での立場が急速に失われてしまった。

【余談】

名前の由来となっている『ペット・セマタリー』の裏山に埋めた死体が復活するシーンがあり、そこから「1度倒された幽魔獣を復活させる」という能力が考えられたと思われるが、この映画のタイトルは「セメタリー(Cemetery)」とするところを「セマタリー(Sematary)」とわざと間違えている(「作中の子供の綴り間違い」という設定)。
ネーミングは他にも「迫った霊(幽霊)」との語呂合わせにもなっている。
ブロッケン妖怪(ブロッケン現象)は自然現象で、「UMAとしての視覚的な特徴は存在しない」と言える(「登山者自身の像が蜃気楼として拡大投影される事で、『巨大な怪物』と勘違いした」という目撃例は存在する。)。
海外版では登場する「幻影幽魔獣」は放送回数の都合でだいたい新規の怪人っぽくなっている。

最終更新:2017年07月04日 02:35