+儚い思い出+

〝ヒュゥゥゥウ〟
    〝バァァン〟


花火は、大きく轟いて、私達を迎えてくれた。
ぎゅぅ、と私は彼の手を握った。彼の手は、大きくて温かかった。

来年もまた来れたら良いね。…そう約束した。
大きく轟く花火は、儚くて綺麗だった。
また来れたらいいね。…その約束は、守れるだろうか?
でも、今だけは、時に身を任せた…。

今まで以上に大きな音が空に響き渡った。
花火のフィナーレの始まりだ。大きな音が耳に響く。私は、彼の手をぎゅぅ、と握りしめた。

「ねぇ…」

花火に見とれながら、私は口を開いた。
言いたい事は、たくさんあったけど、それはまた今度。ただ、こう言いたかった。

「花火って、儚いから綺麗だよね。」

ただ、これだけ…。
後の言葉は、いつだって話せる。だから…。
今しか言えない言葉を伝える…。言いたい事はたくさんある。
でも、必要な事を伝えるだけで良いんじゃないのかな?きっと、彼にも伝わるはず。


花火が夜空に華を咲かせた。

私達は、互いの手をぎゅぅと握りしめた。





うゎ。純愛なのか邪恋なのか...。よう分からん。(爆w
クロマゼ意識です~。…名前は出てませんけどね(ボソリ
花火を見ていたら、思いついたネタです。(ぇ
結構気に入っております(これもかよ


【H17.8.7.魁羅】

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最終更新:2005年08月07日 22:25
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