第17話 ハンター・戦士・デーモン

★ラック組★

フランスの海岸沿いに建てられている古ぼけた屋敷に4人の男性と1体の生物がいた。バクスと正彦は武器を持ち、屋敷に向かって走っていた。それを見た生物、狂戦士は手始めに2人を殺すために2人の方向に走り出した。
しかし、バクスと正彦を刀を振り回して追いかけていた狂戦士はバクスと正彦との距離20メートルのところでラックの剣、ゲッシュの短剣によって刃を止められ、止められたことにより狂戦士に怒りがこみ上げた。
そして、狂戦士の眼光はラック、ゲッシュに向けられた。
刀を振り、ラックと狂戦士の距離は離れた。ゲッシュはいったん距離をおき、すばやい行動で狂戦士の後ろに回り込んだ。
ゲッシュは短剣を狂戦士の背中に突き刺そうとした。狂戦士はラックがいる方向を見ている。
ゲッシュは短剣が刺さったと思った。だが、刺される瞬間、狂戦士はジャンプし、飛んだ。ゲッシュの短剣は空を切る。
狂戦士は飛んだ瞬間、体の向きを180度回転させ、落下しながらゲッシュに向かって刀を振り下ろした。それを見たゲッシュは短剣を構え、狂戦士の攻撃に備える。
狂戦士の刀とゲッシュの短剣が交わった。最初の方はお互い一歩も譲らなかったが、次第に狂戦士の力が上回ってきた。そして落下を終え、剣に力を入れること専念できるようになった狂戦士は一気に力を入れた。そして、ゲッシュを10メートル程吹き飛ばした。
ゲッシュを吹き飛ばした狂戦士は後ろに感じた殺気を感じ、すぐ後ろを振り向いた。その瞬間、数歩のとこまで近づいていたラックがいて、ラックの方向を狂戦士が見た瞬間、狂戦士が身に着けている兜を中心にラックの斬撃の猛攻が決まった。
狂戦士はラックのすばやい剣さばきを防ぎきれず、兜に6回の斬撃を食らわされた。そして、狂戦士の兜が破壊された。
その瞬間、ラックは狂戦士の素顔を見た。その瞬間、戦慄が走った。
何故なら、狂戦士の素顔は兜が恐るべきスピードで再生され、一瞬ほどしか見れなかったが、ラックはすぐに素顔を覚えた。
人とは程遠い眼光でこちらを睨みつける眼、血塗られた金色の長髪、肌は赤に近い。もし肌が人肌で、眼が普通の人の目ならばとラックは一瞬でそう思い、結論を出した。

人間だ

ラックが驚愕の結論を出していると、狂戦士の兜は完全に再生され、狂戦士は刀をラックめがけて振り下ろしていた。ラックは一瞬のうちに現実に戻り、狂戦士の攻撃を防いだ。
攻撃を防いだラックは今度はラックが攻勢に出た。狂戦士の肩、右足、手、腹めがけて刀を振るが、狂戦士の剣さばきにことごとく防がれる。
すると、狂戦士の肩に銃の弾が2発当たる。
ラックが狂戦士の剣を防ぎながら弾が撃たれた方角を見ると、ゲッシュが拳銃を構えていた。
ラックは狂戦士が見せた一瞬のひるみを見逃さなかった。そして、ラックの剣は狂戦士の左肩を切り裂いた。
狂戦士の左肩から血が飛び散る。

☆バクス組☆

屋敷の中はかつて屋敷の中で小さい乱闘が起きたのか、屋敷の中は倒れているか、破壊されている家具により散らかっていた。
バクスと正彦は家具と家具の隙間を進むか、剣で家具をある程度破壊し、道を作って進んでいた。
このような活動をし、階段まで近づき、階段を上っていった。階段の音がギシギシと怪しい音を出す。しかし、不安な音を出すだけで階段は壊れなかった。
2回は1回とはだいぶ違っていた。破壊された家具も倒れている家具もない。それ以前に家具が少ししかない。それ以外はただ広い部屋があるだけだ。しかし、2人は見た。部屋の奥にある壁にかけられている、何の変哲もないレイピアを。これを見て、2人の目的であるレイピアだとわかった。
2人はレイピアを入手するために走り出した。だが、その瞬間思いもよらないことが起きた。
何処からやって来たのか、頭につけられている2本の角、2人の目の前に骨のように痩せ細っている顔、紫の色をしたからだ、長い爪、骨と筋肉しかない翼。この生き物を見たバクスはすぐさま喋り出した。

バクス「デーモンだ!」
正彦「・・てことは、こいつはこのレイピアを守る番人ってことかい?」
バクス「そういうことら・・」

バクスが話している最中に、デーモンが2人に襲い掛かった。デーモンの爪を2人に振り回す。
バクスと正彦は寸でのところで攻撃をよけた。バクスは攻撃をよけた後、落ちていた鉄の棒を持った後、呪文を唱え始めた。そしてバクスが持っていた鉄の棒は両端に炎をまとった。そして、バクスは炎をデーモンに突き刺す。デーモンはその攻撃を左手を使って刺されることにより防いだ。
その間に正彦はレイピアがある奥に向かって走り出した。だが、正彦の左足にデーモンの尻尾が絡まった。そして、デーモンは尻尾を振り回し、正彦を壁に叩きつけた。正彦が叩きつけられたところには砂塵が舞った。

バクス「正彦!!」

バクスが声をかけるが、正彦の返事はない。バクスはデーモンの爪を鉄の棒で防ぐ。デーモンは少しずつバクスを階段側に追い込んでいく。
すると、バクスの右手からゴォという音を出し、炎の玉が飛び出した。その火の玉はデーモンに腹に命中した。デーモンは後ろに後ずさる。
その瞬間、バクスは鉄の棒を振り、さっきとは打って変わって攻勢に出ていた。デーモンはバクスの猛攻をただ防ぐしかなかった。
そして、バクスの猛攻を防いでいたデーモンの両手の爪は、バクスの一撃により、爪は破壊された。


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最終更新:2007年12月31日 17:39