柿ノ木レオ(以下R)「どうも~、心霊研究第二弾です!さあ、今日も張り切っていきましょう!!」
ブッチョンブッチョン先生(以下B)「ハァ・・・。」
R「今回もテンション低いですね・・・。」
B「だってさ、誰も掲示板に情報くれないじゃん。」
R「まだ開いたばかりだからですよ。」
B「ちっ!!釣りにでも行くか!!」
R「いかないでくださいよ!!これから研究が始まるから。」
B「じゃあいくか。で、今回は?」
R「今回は東北地方に住むM.Aさんのお便りです。」
B「うむ!」
R「これは私の住む長野県で本当にあったと言われている話です。
昼休みに女子トイレに行くと『赤いマント着せたろか』という声がしたそうなんですよ。
それも決まって一人でトイレにいるときに。
それがあまりにも頻繁に起こったので気の強い女の先生が一人で
トイレに入ることになったのです。
そうして待っていると例の声がその先生は思わず
『着せられるものなら着せて見なさい!!』と叫んだそうです。
その一時間後発見された先生の死体は背中を血に染め、
赤いマントを着ているようだったといいます。」
B「そんなに長いセリフ言ってて疲れないか?」
R「もっと他に言うことないんですか!!」
B「俺にはわかったぞ赤マントの正体が。」
R「なんです?」
B「痴漢だ。」
R「まんまじゃないですか!!」
B「あのなー、考えてもみろよ。
この世に妖怪だの幽霊だのがいてたまるかっつーの。」
R「あんたが言ったらまずいだろ!!そりゃあ僕も今回の話は嘘だと思いますけど。」
B「認めたな。」
R「僕は痴漢とかじゃなくて『都市伝説』だと思うんですよ。」
B「都市伝説というと東京だの大阪だのに敷かれている線路の上を汽車や電車を走らせ、旅客・貨物を輸送する運輸機関か。」
R「そりゃ都市電鉄だ!!都市伝説とは出所がはっきりしない噂話のことです!!」
B「あー、そんな単語もあったな。」
R「だって実際に人が死んでたら警察が出て大パニックになりますよ。
それで元になっていると思う話があるんですよ。
それが『やろか水』です。」
B「『やろか水』っていうと愛知県の話か。
木曽川から『やろうか、やろうか』って声が聞こえてきて門番の男が『よこすならよこせ!!』
とか言って村ごと洪水に飲まれたっていうやつだろ。」
R「さすが世界的心霊研究家。たまにはすごいですね。」
B「たまにはが余計だカス!!」
R「この二つの話似てませんか?」
B「確かにな。」
R「これがたぶん赤マントの原作ではないかと思うんですが。」
B「うん、俺も実はそう言いたかったんだ。」
R「嘘つけや!!」

結論:この怪談はやろか水を改良したデマではないかと思います。
さらに舞台が女子トイレなことから
これは初潮に対する恐怖の気持ちもあるのではないかと思います。

R「では皆さん、掲示板にどしどし心霊現象を書き込んでください。可能な限り解決します。」


参考文献:現代民話考~学校~(筑摩書房)
      妖怪画談(岩波新書)


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最終更新:2007年03月16日 12:50