(無題) -- seren 2008-02-04 19:08:59


追記:ポイントは、アルカは人工言語であって自然言語ではないということです。エスペラントと違ってアプリオリなので、要するに無から作ったというところに意義があります。

無から作ったものがどれだけ自然言語に近づけるかというのは重要な課題なんです、人工言語として。

俺は科学が弱いですが、例えば……。
自然に作った子供っていうのは別に当たり前の存在なんです。
で、もし人間が無から「ちぃ」みたいな人造人間を作ったら、それは凄いことなんですよ、今の科学的には。

もしそれができるようになったら「ちぃ」は陳腐になる。
けど、今はまだできてない。だから、やる価値がある。

アルカも同じ。「有文化のアプリオリで、つまり無から虚構を積み上げて、ほんとに自然言語と見まがうものができのか」という課題に挑戦しているのです。
それができて「無からでも言語はリアルなものが作れる」と分かり、アルカが陳腐になれば、晴れて万々歳ということで、私の人工言語学での仕事は終わりです。あとはアシェットでのお役目をするだけですが、それはまた別の話です。



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最終更新:2008年02月04日 19:08