上位標目:世界観
提携言語:フェヤス語


都市国家「絢都」

2012/01/21



都市国家『絢都』の風景 (帝国少年より)

時代



遠い未来。人類は高度な技術文明を建設したが、『大災厄』によって文明が崩壊する。
その後、人類は、長い時間をかけて、現代日本程度の技術文明を復興する。
絢都は、『大災厄』後の文明復興期に建設された都市国家の一つである。

場所

市街地

貴族、上級市民の居住地、山の手 中級市民の居住地

かつて『トーキョー』と呼ばれた都市構造体、その廃墟を再利用して建設された。
技術水準が現代日本と同程度なので、なんとなく現代日本の都市のように見える。
都市インフラの中には、『トーキョー』時代に建設されたインフラを、そのまま使っている場合もある。

地下空間

絢都の地下、旧都市街地。未調査の巨大地下空間となっている 都市の地下の謎機械
地下空間の一部は、地下商店街として利用されている。 当然のことだが、治安が悪い

都市の地下、すなわち旧都市構造体内部は、調査が進んでいない、巨大な迷路となっている。
これは、旧都市の廃墟の上に広大な人工地盤を建設し、その上に市街地を作ったからである。その結果、旧都市の市街地は、巨大な地下空間となった。
この地下空間の一部は、地下商店街として利用されているが、大部分は未調査のまま放置されている。
また、地下空間には、「下民」と呼ばれる市民として登録されていない人々が住んでいることも、調査が進まない理由の一つとなっている。


面積

都市自体の広さは、東京都二十三区と同程度の面積。
絢都が支配する領域全体は、関東平野と同程度。
ただし、そんなにきちんと統治しているわけではなく、
都市の廃墟が未調査のまま放置されていたりする。


  絢都周辺の地図

人口

約2000万人

言語

公用語は、フェヤス語である。

政治体制

国家元首


 執政官執務室

執政官。
元老院によって指名され、内閣を組織する。

元老院


元老院議事堂

貴族によって構成されている。
主に軍事や外交を取り扱う。
都市国家「絢都」の最高意志決定機関であり、軍の指揮権を持つ。

市民会

市民の自治組織であり、選挙によって選出された市民の代表者によって構成されている。
絢都の内政を主に取り扱う。都市の運営を巡って、元老院としばしば対立する。

経済体制


  東亜重工本社ビル   生電社

自由主義経済と社会主義経済のハイブリッド
公共事業、公共サービス、公共インフラの維持、管理等を業務とする国営企業集団と、
四大財閥と呼ばれる民間の企業集団が存在する。

社会

ネットスフィア


ネットスフィアの光景(想像図)

この世界における『神』
その正体は、『大災厄』を生き延びた、太古の高度情報通信システム。
正規ユーザーの保護を最優先で行うように設定されている。
善い悪いではなく、ネットスフィアとは、そういうもの。
ネットスフィアは、人間同士の争いには原則として介入しない

神族

特権階級。
絢都創設者の直系の子孫であり、都市全体でわずか百人程度しかいない。
ネットスフィアと交信する能力と、情報を処理する高度な能力を持っている。
ネットスフィアにより、正規ユーザーとして承認された者たちであり、
ネットスフィアにアクセスすることにより、さまざまな『サービス』を受けられる。
一般市民にとって、それらの『サービス』は、魔法と同じ。
現在は、政治にあまり関わらないようにしている。

貴族

指導者階級。
都市国家『絢都』の中核をなす階級であり、都市全体で約300家、家族を含め、一万人程度。
元老院議員になる権利を世襲する。
ただし、建都以来続いているような名家は少なく、入れ替わりはけっこう多い。
というのは、没落した貴族は裕福な市民に、家名を売却することがしばしばあるからである。
都市国家『絢都』の最高意志決定機関、元老院を構成する。

市民

神族、貴族ではない、その他大勢の人々。
地位や収入等により、上流、中流、下流の三つの層に分けられる。
都市に対して権利と義務を持ち、都市によって保護される。
市民会の選挙権、被選挙権を持つ。

下民


  都市の地下に住む凶暴な獣人

都市の地下空間に住み、市民として登録されていない人々。公式には、存在しないことになっている。
市民として登録されていないのは、彼らの大部分が、生物学的に人間ではないためである。
しかし、地下世界における最大の産業が「廃棄物処理」で分かるように、地上とは持ちつ持たれつの関係。

友好都市

都市国家『絢都』の支配下にある中小規模の都市の総称。
いわば、絢都の地方自治体。

蛮族


  都市の外は、こうなっている(想像図)

都市の支配圏の外に住み、都市の支配に服してない連中の総称。
廃棄された都市構造体の廃墟に住んでいる。
自分の身体を機械に置き換えて、人間じゃなくなった連中や、
自分たちの遺伝子を弄って人間じゃなくなった連中、
自動機械から進化した、最初から人間じゃない機械人まで、いろいろ。
強力な武器を持っていることが多いが、これらはいずれも、高度技術文明の遺物であり、
自分たちで製造する技術を持っているわけではない。
これらの武器や装備に関しては、絢都の技術ですら、同じモノはできない。

機人

戦士型機人 機人が建設した要塞都市

絢都に敵対的な機械系の蛮族。
都市構造体の廃墟のひとつを改造して、要塞都市を建設している。

闇の領域


ネットスフィアのどこかにある、ネットスフィアを管理する人格ですら把握できない領域。
消去されたはずの人格データの吹き溜まりとなっている。


 闇の領域の支配者

文化

現代日本と同様に、いろいろな文化がある。

宗教

神殿


ネットスフィア神殿の全景。
神殿の周囲は鬱蒼たる森に囲まれているが、これは自然の森ではなく、都市構造体の上に植林した人工林である。

 神殿の外観  神殿の内部

都市の中心に「ネットスフィア神殿」がある。
ドームの中心には、召喚塔があり、その周りには、ネットスフィアを管理する人格が神として祭られている。

召喚塔

 召喚塔の外観 召喚塔が作動し、ネットスフィアから人格データを召喚する

ネットスフィア神殿の『御神体』
ネットスフィアのデータ、特に人格データを実体化するための施設。
絢都創設者は、召喚塔を使ってさまざまな奇跡を起こした、とされている。

民間信仰

猫神さま くいだおれ様 モアイ様

ネットスフィア神殿を国教としているが、都市は個人の信仰には干渉しない方針なので、さまざまな宗教が民間で信仰されている。

魔法

魔道士がネットスフェアと不正アクセスするための魔方陣 ネットスフィアの闇の領域から召喚された魔獣

ネットスフィアに接続することは、正規ユーザーである神族以外には許されないことだが、
資格がないにも関わらず、それをあえてする人間も少なくない。
ネットスフィアに対する不正アクセスの技術(儀術)を、『魔法』と言う。

科学技術

絢都の人々が自前で持つ科学技術は、現代日本と同じ水準である。
これは、都市の堆積層から発掘される、太古の技術文明の遺産を、科学士たちが必死に研究し、技術の再現に成功した結果である。
もちろん、現代日本以上の水準の科学技術も利用されているが、これらは、利用方法は解明されているものの、
原理や製造方法が不明の、太古の高度技術の遺物である。
原理がまったく分からないので、故障したら人間の手で修理することができず、自動修復を待つしかない。


自動機械


太古の高度技術文明の遺物の一つ。
都市インフラの建設やメンテナンス等に使われているが、作動原理や技術はまったくの謎。
科学士たちの研究によって、『命令言語』が解明されているので、とりあえず利用できる。
自己修復能力や自己複製能力を持っているので、機械というより、家畜の一種。

熱吸収エンジン


熱力学的に特殊な性質を持った気体を使うことにより、
空気中の熱エネルギーを動力に変換することができるエンジン。
絢都の仮想熱力学理論によって完成した無公害エンジン。

魂輝


魂を保存するための容器。人格データの記憶装置。太古の高度文明の科学の到達点の一つ。
これを回収して、中の人格データをネットスフィアに「解放」することも、神官の仕事の一つである。

軍事

国防軍。
平時は志願制。戦時は徴兵制。

聖堂騎士団
神殿の警備を行う部隊だが、裏の顔は、高度技術文明の遺物を回収するための特殊部隊。

歴史

大災厄以前


大災厄以前、人類は高度な文明を建設していた。

大災厄


いろいろ考えたけど、この画像がいちばんそれっぽいw

大災厄によって、高度技術文明が崩壊する。
原因は不明だが、人類の大部分はネットスフィアと交信する能力を失ない、『正規ユーザー』の資格を失う。
大災厄から絢都の建都まで、約2000年程度と推定される。

建都 建都暦0年


 都市創設者の肖像

『大災厄』後にわずかに生き残った『正規ユーザー』。その子孫である都市創設者は、
この地にまだ機能している召喚塔を見つけて、ネットスフィア神殿を建てた。
そして、神殿の保護を求めて、大勢の人々が神殿の周りに集落を作った。
これが、都市国家『絢都』の始まりである。

元老院の創設 建都暦2年

都市創設者は、氏族の長を神殿に集めて、集会を行い、重要なことを取り決めた。
これが、元老院の始まりである。
また、このときに集められた氏族の長の子孫が、後に貴族と呼ばれるようになる。
また元老院は、執政官を任命したので、執政官制度の始まりとなる。


現代 建都暦950年

※【歴史】の項目は、まだ完成していません。



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最終更新:2012年02月07日 14:47