アニロワ2

◆LXe12sNRSs――全て遠き遊戯郷《ゲームブック》
最終回書き手が一人。
最終回の只中におけるゲームブック、クリスマスイブにBL作品投下、まさかの主催逃亡話、
クリスマスイブにBL作品投下(二年目)など、その発想力は他の追随を許さない。
しかし、一見暴投のようにも思える作品はその実精緻な計算の上に成り立ったものであり、そのバランス感覚こそが
氏の真の魅力と言えるだろう。

◆10fcvoEbko――幸福なる終焉《ハッピーエンド》
最終回書き手が一人にして最終回編集長。
三日に及ぶ怒涛の最終回を見事完成させたのは氏の手腕と言うよりは情熱があったからなのではないだろうか。
アニ2初回の予約合戦から参戦し臆することなく様々局面に飛び込んでいった氏が最終回のまとめ役となったのはあるいは必然だったのかも知れない。
作品的にはビバップ勢の描写を得意とし、「原作のBGMが聞こえるよう」と評されるほど。

◆hNG3vL8qjA――夢幻の盗王《ファンタズマ・スティール・キング》
最終回書き手が一人。
ウィットに富んだ軽妙なセリフ回しは氏意外の誰にも真似できるものではない。満遍なくどのキャラもその世界に取り込む筆力を持つが、
中でも「王ドロボウJING」の主人公ジンの描写は原作再現、キャラ愛などという言葉ではとても語りきれるものではない。
最終回における担当パートはあらゆる多元宇宙を覗いても氏をおいて書くことは不可能と言っても過言ではなく、読んだ者全てを唸らせた。

◆1sC7CjNPu2――心王繋界《ハートフル・リレー》
パロロワにおいて繋ぎと分類される作品に大事なことは何だろうか。一つは心理の掘り下げである。
キャラが何を考え、何を思うのか、折りに触れそれを書くことで物語は整理され芯が通る。
ときに魔球とまで称される派手な展開は氏の映し出す人間達に支えられていたのである。

◆DzDv5OMx7c――妄想夫妻/螺旋兄貴《グレイルダイアログ》
最終回書き手が一人。
ともすれば忘れがちになる「リレー小説であること」を誰より大事にしているのはこの人ではないだろうか。
それまでの展開を受け、繋ぎ合わせ、次に繋げる。それがどれだけの力を発揮するかは最終回におけるカミナの最後の活躍が何より雄弁に物語る。
恋愛方面にもある意味独自の世界観を持っており、その力量の一旦は没スレにて垣間見ることができる。



◆AZWNjKqIBQ――電界結ぶ二つの名簿《ムーンサイド・レーダー》
二つの詳細名簿、レーダー、支給品目録、数多の情報系アイテムが一同に会したあのときこそアニ2最大の危機だったと断言できる。
誤魔化しの効かない天才の手にそれらが渡ったときアニ2は終わっていてもおかしくはなかった。氏のものした100kbにも及ぶ大考察があればこそ、アニ2は完結を迎えられたのである。
類まれなる情報処理能力は圧巻の一言であり、そこに綴られる物語はただの情報の羅列などではない。

◆tu4bghlMIw――抉り〆る楽神の欠片《エックスカーテン》
最終回書き手が一人にして、総集編書き手。
決して纏まっているとは言い難いアニ2の総集編をまとめあげたことからも分かるようにロワという盤上を眺めるその視野は広大である。
物語全体のバランスを常に冷静に監視し立てるべきを立て削ぎ落とすべきを落とす。それだけではあたかも機械のような冷徹な印象を免れ得ない。
しかし、その上で話の面白さを決して忘れぬ遊び心があるからこそ氏の作品は読む者を魅了して止まないのである。

◆jIHhwnBJfg――阿鼻叫喚・鮮血麻婆《スクリーム・ブラッディマーボー》
ロワという場で今更述べる必要などないが、人間の暗部には否定し得ない魅惑的な何かがある。
次々と暴き立てられる闇に興味を惹かれないと断言できる聖人君子の数は一体どれほどか。
切開され並びたてられる底知れぬ闇を好む者にこそ氏の物語は存在する。ちなみに腹を空かせてから読むことをお勧めする。

◆RwRVJyFBpg――怪球の黒薔薇《ゲイ・フォーグラー》
序盤から中盤にかけて主に活躍した書き手氏であるが、投下数の減った終盤と言えど決して作品の質まで落としたわけではない。
直接脱出フラグに結びついた対主催の考察、誰もが知りごみする天才同士の戦い、因縁持ち同士の原作ファン垂涎のバトルなど作品の幅広さも魅力である。
最初期から活躍した氏のような書き手がいればこそ完結というゴールにたどり着くことができたのである。

◆Wf0eUCE.vg――極天乖離す英雄の覇《バッカーノ》
最終回書き手が一人。
ともすれば上澄みだけを書いて満足しかねない英雄王の「恐怖」を描かせたら右にでるものはない。
そのことは最終回おいて大技とはいえ一発のエヌマ・エリシュに十数kbもの筆を費やした事実からも知ることができる。
極光の如き圧倒的な迫力は他の作品からもひしひしと感じられ、アニ2の大規模展開の一翼は間違いなく氏が担ったと言えるだろう。

◆2PGjCBHFlk――語り写し叫ぶ愛情《ラヴ・アヴェスター》
幸いにして豊富な人材に恵まれたアニ2にも過疎と呼ばれる時期が存在した。それを打ち破ったものは何か、最終回を読まれた方ならもうお分かりだろう、愛である。
予約に込められたロワへの愛、作品に込められたキャラへの愛、もっと直球にタイトルに必ず込められた「愛」の一文字。
終盤の難しい時期に颯爽と飛び込むその情熱こそが完結に向けてのブースターとなったのである。

◆EA1tgeYbP.――破抗すべき終始の輪《メビウスブレイカー》
終盤にも関わらず参戦する書き手のいることの何と嬉しいことか。誰もがおいそれとは手を出しかねる難局に、クオリティまで伴うのならなおさらである。
参戦時期が時期だけに作品数の少なさは否めないが、最終回に向けて加速する中での繋ぎは良い物語の良いアクセントとなった。
氏がアンチ=スパイラルを登場させたことこそ、前代未聞のアニ2最終回始動の引き金となったのである。

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最終更新:2009年03月13日 15:33
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