薄暗いホール。そこに、大勢の人間が詰め込まれている。
そして壇上には、一人の男が立っていた。
髪は長すぎず短すぎず。顔立ちはいたって平凡。
服装も無地のシャツにGパン。
まるで一昔前のエロゲの主人公のように、特徴らしい特徴を持たない男である。

集められた人々の視線は、自然と壇上に一人立つ男に集中していく。
それを確かめるように首を回すと、男はゆっくりと話し始めた。

「諸君、私はパロロワが好きだ

 諸君、私はパロロワが好きだ

 諸君、私はパロロワが大好きだ


 アニロワが好きだ 漫画ロワが好きだ
 ニコロワが好きだ ハカロワが好きだ
 ○ロワが好きだ オールロワが好きだ
 スパロワが好きだ カオスロワが好きだ
 ベンロワ……はまあ置いといて

 全て並べていては日が暮れるので涙をのんで割愛させてもらうが、このネット上で行われるありとあらゆるパロロワが大好きだ

 諸君、私はロワを
 地獄のようなロワを望んでいる

 諸君、私が集めた偉大なる書き手諸君
 君たちはいったい、何を望んでいる?

 さらなる殺し合いを望むか?
 情け容赦ないクソのようなロワを望むか?

 鉄風雷火の限りを尽くし、三千世界のカラスを殺す嵐のようなロワを望むか?」


「ロワ!!」「ロワ!!」「ロワ!!」

ホール中からわき上がる声が、男の演説に応える。
なお演説に賛同したというか、単にみんなノリがいいだけである。
とにかくそれを受け、男は……書き手ロワ2ndの最終回書き手は、不敵な笑みを浮かべながら最後の台詞を口にした。


「よろしい、ならば書き手ロワ4thだ」


【書き手バトルロワイアル4th 開幕】
【主催 ◆KuKioJYHKM@書き手ロワ2nd】

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最終更新:2013年04月07日 17:54