146 :風と木の名無しさん:2007/06/02(土) 15:23:48 ID:jbbPuiYs0
    オカルト・哲学・人生相談

    オ「神様って本当にいるんかなぁ」
    哲「それは難しい問題だな。しかし考えるに値する命題ではある。
      例えばスピノザは無神論者だったが、彼は著書の中で『自分は神を決して否定してはいない』と述べている。当時は神学論争の真っ只中で、彼の矛盾は袋叩きにあったが私の解釈では・・・」
    人「うっす、お二人さん」
    哲「ちっ。人生か。何の用だよ?」
    人「いや、哲学がベラベラベラベラ喋ってる横で、
      オカが困ったそ~な顔してたから、どうかしたのかと思ってね」
    哲「お前、そうやっていちいち他人の事に首突っ込むのやめろよ。
      大体お前は自己と他者の線引きができているのか?己の内に己があるように、他者の中にも他者と言う『己』が存在し、それを明確に区分できない未分化の状態は子供だけに許されるものであり・・・」
    オ「あはは・・・神様って本当にいるのかな、って話してたんだ」
    人「神様かぁ。お前はどう思ってるの?」
    オ「う~ん。もしいるなら戦争がどうして起こるのかな、とか・・・
      色々考えちゃうんだよね・・・」

147 :風と木の名無しさん:2007/06/02(土) 15:24:42 ID:jbbPuiYs0
    哲「それはオカが宗教上の神についてのみ考えるからであって、例えばニーチェの言った『神は死んだ』、この発言はキリスト教という宗教の枠組みの中で盲信する者を戒めるもので、それによって無神論というよりは・・・」
    人「オカ、俺は思うんだけどさ、神ってのは自分の精神なんじゃないかな。
      人には、自分の経験を元にした価値観ってのがあるだろ?
      そればかりは人には譲れない真実だよな。人はそれに根差して生きるんだ」
    哲「ふん、馬鹿な。真実なんて、一体どこに存在するって言うんだ。純粋持続というものをお前は理解していないな。人は過去の経験の積み重ねの中から、その場に適した場面を想起して物事に臨んでしまう傾向があり・・・」
    人「馬鹿はどっちだ、お前の言ってるような答えを
      オカが望んでいるとでも思ってるのか?お前のは机上の空論なんだよ!」
    哲「私の思考が机上の空論ならば、お前の理論は対象に自己を投影した実に自慰的な意見という事になるな。自分の経験からしかものの言えない理論武装は、見ていて物悲しくなるぞ?」
    人「どうでもいいから改行しろ、カスが!」
    オ「(あ~あ・・・)あ、電波、久し振り」
    電「やあ、オカdねkぐsjごうhすdhfんhぐいぺwwwww」
    オ「うん、元気。ところで電波、神様って本当にいると思う?」
    電「 俺 が 神 だ 」
    オ「うわ、電波カッコイイwwww」
    哲・人「ちょっ、何故そこだけ人語!?」
最終更新:2011年11月16日 23:56