キリシタン洞窟

 明治初期、五島のキリシタン信徒探索は、ますます厳しくなり、信徒は人里離れた山中や、岩陰

洞窟などに身を潜め、信仰を守り抜いていました。

 キリシタン洞窟のある白崎岬の洞窟は、奥行き50m、幅5mのT字型。入口は、海蝕台地の背後に

ある岸壁の裏側にあって海上からは発見できない絶好の隠れ場所であったと思われます。

 島のキリシタン先達である山下与之助は、他のキリシタンとともに、危険が迫ると食料を持ち寄って

密かにこの洞窟に隠れ、難を逃れていました。

 ある日の早朝、沖を通る漁船が、洞窟から出る煙を見つけ、代官に報告。たちまちキリシタンたち

は捕らえられ、自白を強要されたそうです。

 それ以来、誰言うともなく、この洞窟をキリシタン洞窟(ワンド)と呼ぶようになったと言われております。

 洞窟入り口にある「平和のキリスト像」は、昭和42年、苦しみに耐え、信仰を守り抜いてきた先達を偲び、

鎮魂の願いを込めて洞窟入口に建立されたものです。

 

キリシタン洞窟 見学 (所要時間45~60分) 海上時化の場合は、安全を優先し、運行しません。

2名様まで 8,000円       3名様以上 1人3,000円

せと志お (前川船長) TEL(0959)46-2020

祥福丸  (坂井船長) TEL(0959)44-1762

明日香丸 (森船長)  TEL(0959)46-3631

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最終更新:2015年03月10日 14:03