リサーチャーの世界には、「とんぼの目、ありの足、ウサギの耳」という言葉があります。
複眼でものを見、足を使い、耳をそば立てて情報を仕入れよ、ということを教えるものです。
しかし普通のビジネスマンがこんなことを守ろうったって、守れるものではありません。
若い頃この言葉を知り、年がいってからは後輩にしたり顔で教えもしました。
しかし肝心の本人は守れませんでした。
「意志薄弱」で「怠惰」で「注意力を欠く」フツーのビジネスマンには、このような「精神論」よりも「ちょっとした工夫」が大切です。
その一見何でもないちょっとした工夫。
ビジネスマンはいつも「知恵を出せ」と上から叱咤され、括弧の中に書いたような反発をします。
しかし、「知恵を出せ」にはなかなか答えられません。
金石茂和(サービスマン養成所講師)
最終更新:2014年03月14日 11:27