炙
総画:8画
字義:①あぶる。肉を火の上でやく。〈類義語〉煮。「燔炙ハンシャ(てり焼きにする)」
②あぶり肉。てり焼きの肉。
「膾炙カイシャ(肉の、なますやてり焼き。だれにもたしなまれている物のたとえ)」
③「親炙シンシャ」とは、そばについて直接教えをうけること。
音読:(シャ)(セキ)
訓読:(あぶ・る)(した・しむ)(や・く)
熟語:
炒
総画:8画
字義:いる。なべの中でさっと肉や菜の表面をかすめるようにいためる。
〈類義語〉煎セン(いる)。「煎炒センショウ」
音読:(ショウ)(ソウ)
訓読:(い・る)(いた・める)
熟語:【炒飯】チャーハン 豚肉・きざんだ野菜・卵などを飯といっしょに味をつけて、いためた中国ふうの料理。
炯/烱
総画:9画
字義:①あきらか。光り輝いて遠くから見えるさま。また、物事のはっきりしているさま。
②「炯炯ケイケイ」とは、鋭く光り輝くさま。「双眸炯炯ソウボウケイケイ」
音読:(ケイ)
訓読:(あき・らか)(ひか・る)
熟語:
炮
総画:9画
字義:①あぶる。物を油紙や葉で包んで、鉄板の上で焼く。また、まる焼きにする。
〈類義語〉烙ラク(あぶる)。「炮烙ホウラク」
②形や質を損ぜぬように、とろ火でまる焼きにしてつくる。「炮製ホウセイ」
③火薬を包んで破裂させる道具。大砲。〈同義語〉砲。
音読:(ホウ)
訓読:(あぶ・る)(や・く)
熟語:
煥
総画:13画
字義:①あきらか。火の光がまるく四方に広がりかがやくさま。「煥乎カンコ(かがやかしい)」
②氷がとけて、水が四方に広がる。ゆとりをあけて、広がっていく。
▽渙カンに当てた用法。
音読:(カン)
訓読:(あき・らか)(かがや・く)
煖
総画:13画
字義:①あたたか。ぬくぬくとあたたかい。あたたかくてゆったりするさま。
〈同義語〉暖。〈対語〉冷、寒。
②あたためる。ぬくぬくとあたためる。〈同義語〉暖。
③あかるいさま。
音読:(ダン)(ナン)
訓読:(あたた・める)(あたた・かい)(やわ・らかい)
熕 ☆国字☆
総画:14画
字義:「砲熕ホウコウ」はおおづつ。大砲。
音読:(コウ)
訓読:(おおづつ)
熟語:
煬
総画:14画
字義:①あぶる。やく。ものに火をあて、火熱をあげて、盛んに火を燃やす。物を火でやく。
②金属をとかす。また、火であたためる。
音読:(ヨウ)
訓読:(あぶ・る)(かわ・かす)(と・かす)(や・く)
熟語:
熨
総画:15画
字義:①のす。おさえる。上から下へ、じわじわとおさえる。ひのしで布のしわを伸ばす。
②ひのし。アイロン
音読:(イ)(ウツ)
訓読:(おさ・える)(の・す)(のし)(ひのし)
熟語:【熨斗】ウツト
①炭火を中に入れてその熱で布のしわを伸ばす。柄のついたひしゃく型の器具。
ひのし。〈類義語〉火斗・火熨カイ。
のし
②あわびの肉を薄く切って干したもの。
進物の包紙の上につけて祝意をあらわすときに用いる。のしあわび。
③祝意をあらわすために進物につける紙製のもの。方形の紙を重ねて
折りたたんでひだをつけ、その中にのしあわびを小さく切ってはさむ。
今日では略式のものが用いられている。
熾
総画:16画
字義:さかん。かがり火がかっかとめだって燃える。さかんにおこる。また、そのさま。「熾烈シレツ」
音読:(シ)
訓読:(おき)(おこ・す)(さか・ん)
熟語:【熾烈】シレツ
①火や光がやきつけるように強いこと。
②戦いや争いなどの勢いが盛んで激しいこと。
燔
総画:16画
字義:①やく。火の及ぶ面を広げて燃やす。また、肉などの面を広げてやく。〈類義語〉焚。
②あぶった供え物や、焼いた肉。〈同義語〉膰。
音読:(ハン)(ボン)
訓読:(あぶ・る)(ひもろぎ)(や・く)
熟語:【燔柴】ハンサイ
柴しばの上に玉帛ギョクハク・いけにえなどをのせ、その柴を燃やして天をまつる。
また、その儀式。『燔燎ハンリョウ』
燎
総画:16画
字義:①かがりび。にわび。たえまなくたくかがりび。ずるずると続いて燃える火。「庭燎」
②やく。たえまなくもえる。また、もえひろがる。延焼する。
③かがりびをたいたように明るいさま。また、明るく美しいさま。
④あぶる。火であたためる。
音読:(リョウ)
訓読:(かかりび)(のび)(まつ・り)(や・く)
熟語:
燮
総画:17画
字義:調和する。調和させる。「燮理ショウリ(宰相が国をおさめること)」
音読:(ショウ)
訓読:(やわら・げる)
熟語:【燮理】ショウリ
①やわらげおさめる。宰相が国をおさめること。
②宰相のこと。
熏/燻
総画:18画
字義:①ふすべる。くすべる。くすぶる。煙をこもらせて黒くする。いぶす。
また、煙でいぶされてうす暗くくもる。「熏製クンセイ」
②「熏心=心ヲ熏ズ」とは、心をもやもやとくもらせて、暗い気持ちになる。
音読:(クン)
訓読:(いぶ・す)(くす・ぶる)(くす・べる)(くゆ・らす)(ふす・べる)(や・く)
熟語:
燼
総画:18画
字義:①燃えかすとして残ったこまぎれの炭火。燃え残り。転じて、焼け跡。
②災害・戦乱のあとに残った人民。
音読:(ジン)
訓読:(のこ・り)(もえさ・し)(もえのこ・り)
爛
総画:21画
字義:①ただれる。焼けてただれる。また、やわらかくなって、わくや形がくずれるさま。
「腐爛フラン」「爛熟ランジュク(ぐにゃぐにゃに熟しきる)」
②光があふれんばかりに輝く。「眼光爛爛ガンコウランラン(目がきらきらと輝く)」
③「爛漫ランマン」とは、形やわくにとらわれずに、あふれ乱れること。
音読:(ラン)
訓読:(あざ・やか)(ただ・れる)(ただ・れ)(に・る)(はな・やか)
最終更新:2009年01月29日 15:52