夬
総画:7画
字義:①わける。どちらかに区別する。▽決定の決に当てた用法。
②ゆがけ。弓を引くときに手につけるもの。
また、弓を引くとき弦を引っかけるコ型の道具。弓懸ゆがけ。〈同義語〉抉ケツ。
③周易の六十四卦カの一つ。乾下兌上ケンカダショウの形。
上部が凵型に欠け、下部が充実しているさま。
④「夬夬カイカイ」とは、あっさりと関係を絶ち切ってしまうさま。
音読:(カイ)(ケツ)
訓読:(き・める)(ゆがけ)(わ・ける)
熟語:
奕
総画:9画
字義:①かさなる。両わき、または上下に次々にかさなって続く。「奕代エキダイ」
②石を次々に並べていく碁のこと。「博奕バクエキ(すごろくや碁をうつ)」
音読:(エキ)(ヤク)
訓読:(いご)(うつく・しい)(うれ・える)(おお・きい)(かさ・なる)(ばくち)
熟語:【奕代】エキダイ 代々。世々。〈類義語〉累代。
【奕奕】エキエキ ①次々にかさなるさま。
②次々と続いて壮大なさま。
③憂えて落ち着かないさま。
④舞うさま。
⑤軽やかで美しいさま。
⑥盛んなさま。
⑦次々と続いて尽きないさま。
奚
総画:10画
字義:①しもべ。どれいや召使。「奚奴ケイド」
②なに。なにごと。どういうこと。〈類義語〉何。
③なんぞ。どうして。〈類義語〉何。
音読:(ケイ)
訓読:(しもべ)(なに)(なん・ぞ)
熟語:【奚奴】ケイド 宮中で使われる女のどれい。召使。
【奚而】なんぞ どうして。なぜ。疑問の意をあらわすことば。
奢
総画:10画
字義:①おごる。おごり。ぜいたくをする。物や金をふんだんに集めて使う。
また、ぜいたく。おおげさな。〈対語〉倹。「奢侈シャシ」
②やりすぎたさま。分にすぎたさま。「奢願シャガン(分にすぎた願い)」
音読:(シャ)
訓読:(おご・る)
熟語:
【奢侈淫佚】しゃしいんいつ
【奢靡】シャビ ぜいたくではでやかなこと。身分不相応なおごり。
▽「靡」も、おごる。『奢華シャカ』
奘
総画:11画
字義:①大きく堂々としている。また、からだの大きい人。〈同義語〉壯
②すらりと身づくろいする。よそおい。▽装に当てた用法
音読:(ジョウ)(ソウ)(ゾウ)
訓読:(さか・ん)
奠
総画:12画
字義:①まつる。そなえ物を神前に安置してまつる。
②そなえ。そなえ物。「香奠コウデン(仏前に安置するそなえ物)」
③おく。安定させておく。「奠之而后取之=コレヲ奠キテ后、コレヲ取ル」〔礼記〕
④さだめる。落ち着かせる。ぐらつかないように安定させる。「奠都テント(都を定める)」
音読:(テン)(デン)
訓読:(さだ・める)(そな・える)(まつ・る)
最終更新:2009年01月29日 15:42