畢
総画:13画
字義:①あみ。鳥や獣をぴたりととりおさえる、柄つきのあみ。〈類義語〉網。
②あみする。あみで鳥をおさえる
③つくす。出しつくす。「畢力=力ヲ畢ス」
④おわる。おえる。全部もれなくけりをつける。すきまなくおさえてしまう。
⑤すべておしまい。また証文の最後に書いて、以上でおわりの意をあらわすことば。
⑥ことごとく。全部。もれなく。〈類義語〉悉、尽
⑦すきまなく茂った竹やぶ。また、すきまなく組んだ竹の垣。▽篳ヒツに当てた用法。
⑧二十八宿の一つ。雨を降らせる星と考えられた。規準星は今のおうし座にふくまれる。あめふり。
音読:(ヒツ)
訓読:(お・わる)(ことごと・く)
熟語:「畢生ヒッセイ」 その物事が一生を終わるまで。一生涯
疇/畴
総画:19画
字義:①うね。長々と田畑の間をのびたあぜ道。
②耕作地。特に、麻を植える畑。「田疇デンチュウ」
③さきに。さきであるさま。長い日がたった昔のこと。「疇昔チュウセキ」
④代々ずるずると長く伝わった家業。「疇人チュウジン」
⑤たぐい。仲間。同類。〈同義語〉儔。
⑥ともに。同じ仲間として一緒に。〈同義語〉儔。
⑦たれ。不定のものをさすことば。あるだれか。あるとき。〈類義語〉誰、孰。
音読:(チュウ)
訓読:(うね)(さき・に)(たぐい)(だれ)(はたけ)(むかし)(むく・いる)
熟語:【範疇】ハンチュウ =笵疇。
①わく。区分。転じて、部門。分類。種類。
②哲学で、外物を認識して概念とするとき、必ずとらなければならない
思惟シイの形式をいう。思考の根本となるもの。
▽ドイツ語Kategorieの訳語。
最終更新:2008年12月18日 12:36