南轅北轍 なんえんほくてつ
⇒北轍南轅 ほくてつなんえん
南橘北枳 なんきつほくき
意味:人も住む環境によって、良くも悪くもなること。
江南の橘を江北に移植すると、食べられない枳(からたち)に変わる事から
出典:『晏子春秋』<内篇・雑・下>
類義語:墨子泣糸 ぼくしきゅうし
輭紅塵中 なんこうじんちゅう
意味:繁華な都会の中。
(「輭紅」は柔らかな花びら。転じて繁華な都会の意。「輭」は「軟」と同じ。
「塵中」は華やかでにぎやかな町のほこりの中)
類義語:輭紅香塵 なんこうこうじん
軟紅車塵 なんこうしゃじん
南洽北暢 なんこうほくちょう
意味:天子の威光と恩恵が四方八方に広く行き渡ること。
(「洽」「暢」ともに広くゆきわたる意)
出典:『漢書』<終軍伝>
南蛮鴃舌 なんばんげきぜつ
意味:うるさいだけで意味のわからない言葉。
(「鴃舌」は百舌のさえずりのこと。南方の蛮人が話す分からない言葉。
意味不明な外国人のはなしぶり)
出典:『孟子』<分公>
南蛮北狄 なんばんほくてき
意味:古く中国人が南方や北方の異民族をさげすんで称したもの。
類義語:夷蛮戎狄 いばんじゅうてき
東夷西戎 とういせいじゅう
最終更新:2008年12月28日 10:13