涅槃寂静 ねはんじゃくじょう
意味:涅槃は苦しみのない安穏な理想郷であるということ。
(「涅槃」は煩悩を脱して永遠の生命を得ること)
拈華微笑 ねんげみしょう
意味:言葉によらず、心から心へ伝えること
(「拈華」は華を指先で拈ること)
故事:釈迦が弟子に説法している時、はすの花をひねってみせたが、
弟子たちはその意味が分からず、ただ一人迦葉だけが悟って
にっこりと笑った。そこで釈迦は彼に仏法の奥義を授けたという故事から。
類義語:破顔微笑 はがんみしょう
以心伝心 いしんでんしん
教外別伝 きょうげべつでん
不立文字 ふりゅうもんじ
維摩一黙 ゆいまいちもく
年災月殃 ねんさいげつおう
意味:最も不幸な日のこと。
(「年災」は天災で穀物が実らないこと、「殃」はわざわい・天罰)
出典:『還魂記』<詗薬>
最終更新:2008年12月28日 10:40