嘔唖嘲タツ おうあちょうたつ
※タツ=口+折
意味:洗練されておらず、調子の狂った聞き苦しい乱雑な音のこと。
また、子供がやかましく騒ぎ立てている声の事。
出典:白居易の「琵琶行」
枉駕来臨 おうがらいりん
意味:わざわざお越しいただきまして、ということ
(「枉駕」は乗り物の道筋を枉げてわざわざ立ち寄ること。
「来臨」は人が来ることの敬語表現)
訓読:駕(が)を枉(ま)げて来臨(らいりん)す
桜花爛漫 おんからんまん
意味:桜の花が見事に開き、満開になって咲き乱れているさま。
横行闊歩 おうこうかっぽ
意味:威張って気ままに歩き回ること。多くは悪人に対していう。
類義語:横行覇道 おうこうはどう
横行跋扈 おうこうばっこ
跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ
飛揚跋扈 ひようばっこ
横行跋扈 おうこうばっこ
意味:のさばって勝手気ままにふるまうこと
(「跋扈」はのさばってわがままにふるまう意。
「扈」は魚を取る水中の竹がきのことで、大魚はそれを跳び越えてしまうことから)
類義語:横行闊歩 おうこうかっぽ
跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ
飛揚跋扈 ひようばっこ
往事渺茫 おうじびょうぼう
意味:過ぎ去った昔のことは遠くかすんで明らかでない。昔を回顧して言う語。
(「往事」は昔の出来事。「渺茫」は遠くはるかなさま、かすかなさま。)
出典:白居易の詩
類義語:往事茫茫 おうじぼうぼう
往事茫茫 おうじぼうぼう
⇒往事渺茫 おうじびょうぼう
枉尺直尋 おうせきちょくじん
意味:大きな利益を得るために、小さな犠牲を払うこと。
(「尺」「尋」はともに長さの単位で、一尋は八尺。
一尺を枉げて八尺をまっすぐにすることから)
訓読:尺(せき)を枉(ま)げて尋(じん)を直(なお)くす
出典:『孟子』
尩繊懦弱 おうせんだじゃく
意味:体が弱く細くて気が弱いこと。
(「尩」は虚弱なこと。「繊」はか細いこと。「懦弱」は気が弱いこと)
出典:『魏書』<崔浩伝>
枉法徇私 おうほうじゅんし
意味:規則をまげて私利私欲にはしること
(「徇」はしたがう意)
訓読:法(ほう)を枉(ま)げて私(し)に徇(したが)う
甕牖縄枢 おうようじょうすう
意味:貧しく粗末な家の形容。
かめの口のように小さな丸窓と縄を枢(とぼそ:戸の開閉をする軸)の代わりにした家の意。
(「甕」はかめ、「牖」は窓。)
出典:賈誼の「過秦論」
類義語:蓬戸甕牖 ほうこおうゆう
甕牖桑枢 おうゆうそうすう
王楊盧駱 おうようろらく
意味:初唐の四人の詩の大家。王勃、楊炯、盧照鄰、駱賓王。
いずれも唐代初期の人で、近体詩の確立に功があった。
出典:『旧唐書』<楊炯伝>
類義語:初唐四傑 しょとうのしけつ
甕裡醯鶏 おうりけいけい
意味:見識が狭く世間知らずな人のたとえ。かめの中にわく小さな羽虫。
(「裡」は「裏」の異体字で、ここでは中の意。
「醯鶏」は酒や酢を入れたかめにわく小虫。かつおむし)
出典:『荘子』<田子方>
類義語:井底之蛙 せいていのあ
坎井之蛙 かんせいのあ
恩讎分明 おんしゅうぶんめい
意味:恩を受けたものには恩で報い、あだを受けたものにはあだで報いること。
また、それをはっきりさせること
(「讎」はあだ、うらみの意。「分明」ははっきりしていること、はっきりさせること)
温セイ定省 おんせいていせい
※セイ=冫+「睛」のつくり
意味:親に孝養を尽くすこと。冬には暖かく、夏には涼しく過ごせるように配慮し、
夜には寝床を整え定め、朝にはご機嫌を伺う。
(「定」は寝具を整え定めて安眠できるよう気を配ること
「省」はかえりみる意からご機嫌伺いすること)
出典:『礼記』<曲礼・上>
類義語:扇枕温衾 せんちんおんきん
厭離穢土 おんりえど
意味:この世を穢れたものとして厭い離れること。
(「厭離」は嫌い離れる意。「穢土」は穢れた国土。現世をいう)
出典:『往生要集』<序>
対義語:欣求浄土 ごんぐじょうど
最終更新:2008年12月07日 00:47