曰
総画:4画
字義:①いう。口をあけてものをいう。発言した内容を、次に導くときに用いる。名づけて…という。
〈類義語〉謂。
②いわく。のたまわく。いうことには。
▽「いはく」は、「おそらく」と同じく、動詞「いふ」の未然形に
「く」をつけた奈良時代の言い方。
③ここに。さて。そこで。
④〔国〕いわく。理由。わけ。「曰くがある」
音読:(エツ)
訓読:(い・う)(いわ・く)(のたま・わく)
熟語:
昃
総画:8画
字義:①かたむく。日が西にかたむく。また、そのさま。〈同義語〉仄ソク。
②日が西にかたむいた時刻。午後二時ごろ。
音読:(ショク)(ソク)
訓読:(かたむ・く)(ひるす・ぎ)
熟語:【日仄】ニッソク・ニッショク =日昃。
昼過ぎのころ。午後二時ごろのこと。▽「仄」は、かたむく。
曷
総画:9画
字義:①なに。なんぞ。疑問をあらわすことば。どうして。▽何に当てた用法。
②いつか。いつ。いつのとき。
音読:(カツ)
訓読:(いずく・んぞ)(いつ)(なに)(なん・ぞ)
熟語:【曷若】いかん どうであるか。どのようか。〈同義語〉何若。
【曷為】なんすれぞ 何が故に。なんで。〈同義語〉何為。
昵
総画:9画
字義:①ちかづく。なじむ。ねっとりとくっつく。そばにちかづいて慣れ親しむ。また、そのさま。
②自分の直接親しんでいた亡父のこと。また亡父のみたまや。〈同義語〉禰デイ。
音読:(ジツ)
訓読:(ちか・づく)(な・れる)(なじ・む)
熟語:【昵懇】ジッコン 親しく心安いこと。
昶
総画:9画
字義:①ながい。昼間がながい。また、日数がながくのびる。〈同義語〉長。
②のびる。のびのびとする。〈同義語〉暢チョウ。
音読:(チョウ)
訓読:(の・びる)(ひさ・しい)
熟語:【昵懇】ジッコン 親しく心安いこと。
晏
総画:10画
字義:①おそい。日が低く落ちかかるさま。時刻がおそい。〈類義語〉晩。
②やすらか。やすい。静かに落ち着いているさま。〈類義語〉安。
音読:(アン)
訓読:(おそ・い)(やす・らか)
晤
総画:11画
字義:①あう。互いに向かいあう。面と向かって話しあう。「面晤メンゴ(対面する)」
②さとい。さとる。ぴんと思い当たるさま。ものわかりが早いさま。ぴんと思い当たる。
▽悟に当てた用法。「英晤エイゴ(=英悟。賢い)」
音読:(ゴ)
訓読:(あ・う)(あき・らか)(うちと・ける)
熟語:
晨
総画:11画
字義:①あさ。あした。太陽がふるいたってのぼるあさ。生気に満ちた早朝の意に用いる。
「清晨セイシン(さわやかなあさ)」
②とき。早朝、鶏がときを告げること。
③二十八宿の一つ。房星。
音読:(シン)
訓読:(あした)(とき)(よあ・け)
曼
総画:11画
字義:①ながい。ずるずるとながく尾をひいているさま。ながい線をなしているさま。
〈同義語〉漫マン。「冗曼ジョウマン(=冗漫)」
②ひく。ながく跡をひく。ながびく。「曼延マンエン」
③なよなよしたさま。
音読:(バン)(マン)
訓読:(うつく・しい)(なが・い)(ひ・く)(ひっぱ・る)(ひろ・い)
熟語:
晰
総画:12画
字義:あきらか。けじめがすっきりしている。はっきりと見分けがつくさま。〈対語〉混、渾。
音読:(セキ)
訓読:(あき・らか)
熟語:【明晰】メイセキ 明らかで、はっきりしていること。
暝
総画:14画
字義:①くらい。かすか。くらくて見えない。〈同義語〉冥メイ。
〈類義語〉晦カイ、昏コン、暗。「晦暝カイメイ(天地がまっくらで何も見えない)」
②くらくて物の見えない夜。暗やみ。▽去声に読む。〈類義語〉闇アン(やみ)。
③見えないこと。また、死んで永眠すること。▽瞑メイに当てた用法。
音読:(ミョウ)(メイ)
訓読:(かす・か)(く・れる)(くら・い)
熟語:【晦冥】カイメイ =晦暝。暗やみ。
曄
総画:14画
字義:かがやく。あきらか。赤々と燃えたつ。はなやかにかがやく。また、そのさま。
「曄曄ヨウヨウ(赤々とかがやくさま)」
音読:(ヨウ)
訓読:(あき・らか)(いなずま)(かがや・く)(さか・ん)
熟語:
曠
総画:19画
字義:①あかるい。あきらか。広く開けてあかるい。〈同義語〉晃「昭曠ショウコウ(あかるい)」
②むなしい。広々として何もない。「開曠」「曠闊コウカツ(広くがらんと開けている)」
③むなしくする。からにする。何もせずにあけておく。
「曠日コウジツ(何もせずに、むなしく日を過ごす)」
音読:(コウ)
訓読:(あき・らか)(ひろ・い)(むな・しい)
曩
総画:21画
字義:①さき。以前。間に日数をはさんでいること。「曩日ドウジツ(昔、以前)」
②さきに。以前に。「曩者さきに」
音読:(ドウ)(ノウ)
訓読:(さき)(さき・に)(ひさ・しい)
熟語:【曩祖】ドウソ・ノウソ 先祖。祖先。
最終更新:2009年01月29日 15:47