珥
総画:10画
字義:①みみだま。耳に飾る珠玉。
②つば。刀のつば。「剣珥ケンジ」
③さしはさむ。耳の間にさしはさむ。「珥筆ジヒツ」
④太陽の耳のように、太陽のまわりにくっついた雲気。ひがさ。
⑤捕虜の左の耳をきりとる。また、その刑罰。
音読:(ジ)
訓読:(さしはさ・む)(みみだま)
熟語:
琅/瑯
総画:11画
字義:①すみきった色をした玉石。
②「琅邪ロウヤ」とは、
(イ)地名。秦シンから隋ズイ代までの郡名。後漢・晋シン代には国名。
今の山東省東南部にあった。
(ロ)山名。山東省膠南コウナン県の南にある。
音読:(ロウ)
訓読:
琳
総画:12画
字義:①すみきった玉の名。
②玉がふれあって鳴る音の形容。「琳琅リンロウ」
音読:(リン)
訓読:
瑕
総画:13画
字義:①きず。玉の表面についたきずや、ひび。また、それがあるさま。欠点があるさま。
②とが。ちょっとしたあやまち。つみ。
③はるかで、遠いさま。▽遐カに当てた用法。
④なんぞ。どうして。▽何カ・なんぞに当てた用法。
音読:(カ)
訓読:(あやま・ち)(きず)
瑣
総画:14画
字義:①小さいさま。こまかいさま。
②人物・価値が小さいさま。つまらないさま。「瑣近サキン(こまごましていて卑近なさま)」
③宮殿の小門。
④小さい輪をつらねたくさり。〈同義語〉鎖。
音読:(サ)
訓読:(くさり)(ちい・さい)(つら・なる)(わずら・わしい)
熟語:【煩瑣】ハンサ ごたごたしていてわずらわしい。『煩細ハンサイ・煩砕ハンサイ』
瑰
総画:14画
字義:目だって大きいさま。目だってすぐれたさま。〈同義語〉魁。
音読:(カイ)
訓読:(おお・きい)(すず・れる)(めずら・しい)
熟語:
瑩
総画:15画
字義:①ひかり。玉の周囲に発散する光。輪郭を浮き出させる光。
②あきらか。
③玉の光のあざやかなさま。
④鏡や光の輪郭がはっきりしているさま。
⑤物事のあきらかではっきりしているさま。心が清らかなさま。
⑥玉のように美しい石。
音読:(エイ)(ヨウ)
訓読:(あき・らか)(つや・やか)(みが・く)
熟語:
瓊
総画:18画
字義:たま。に。にぎたま。光り輝く玉。▽つらねて、首飾りにする。同義語〉瑩
音読:(ケイ)
訓読:(うつく・しい)(たま)(に)
璧
総画:18画
字義:①たま。平らな輪の形をした玉で、中央に穴があり、穴の直径が輪の幅と同じか小さいもの。
祭り・儀式に用い、また爵位の象徴としても使う。
②美しい玉。また、美しいもの、りっぱなもののたとえ。「双璧ソウヘキ」
音読:(ヘキ)
訓読:(たま)
最終更新:2009年01月29日 16:02