部屋の前で千歌音と姫子の様子を確認する乙羽。
「姫子・・・」
眠りについてる姫子を静かに見守る千歌音・・・。
優しく布団をかけたりしているようだ・・・。
そして頬に手を優しく置く
ほんとに我が子のように大切に見守っている。
傍らで静かに寝息を立てている姫子、それを見守る千歌音
絵になっていた
「・・・」
千歌音は姫子にそっと顔を近づけ・・・頬に軽くキスした
それを見つめながらドア越しに微笑む乙羽。
部屋を出た千歌音には・・・侍女の役目、いや使用人の役目として丁寧に頭を下げる。
透明な水色のネグリジェに身を包んで神秘的に輝いている千歌音
だがもうその美貌には侍女としてはもう見慣れていた
「来栖川さんがお休みになられたわ」
「はい・・・」
「さて・・・私も今日はこれで休ませていただくわ、乙羽さん、後はおねがいするわね」
「かしこまりました、おやすみなさいませ・・・お嬢様」
「ええ、ではおやすみなさい」
部屋に戻っていく千歌音の後姿を挑発気味に微笑む乙羽。
千歌音の姿も消え、屋敷を見回りしている使用人を休ませ・・・。
来栖川姫子の部屋にこっそり入った。
「では失礼します・・・来栖川様」
「!?」
乙羽の唇を払い落とそうとした両手首を両手でつかむ
昨晩と同様に姫子の両手首をシーツにガッチリ押し付ける
非力な姫子など昨日同様押さえるのは簡単なことだ
そして落ち着くと再び強く唇を押し付ける
強引なキスに目を大きく見開く姫子、そこへ乙羽の冷たい声が。
「はあ・・・はあ・・・昨日も申し上げた通り来栖川様、貴女は私のもの、大人しくなさってくださいね」
乙羽の忠告に身震いする姫子、それに再びキスした
ちゅ・・・んん・・・はあ・・・ぴちゅっ・・・
「ん・・・(い、いや・・・)」
「・・・(うふふふ・・・)」
唇を塞がれ声を上げられない姫子を嘲笑うように微笑する乙羽。
両足をばたばたを暴れる姫子だが所詮は姫子の力だった
手首に力を入れているようだが乙羽の両手がびくとも動かない
所詮姫子の力などたいしたことはないのだ
そのまま舌を口内へ入れた、姫子の舌と一方的に混ぜ合わせる
姫子の舌は拒否気味だが無理矢理絡ませる
やはり千歌音と比べて姫子を襲うのは簡単で楽だ
逆に弓道で鍛えられたリーチの長い腕を持つ千歌音相手だと犯すのは難しい。
もちろんそれが姫子を襲う理由ではないが
「ん・・・んん」
「ふふ、ご馳走さまでした、貴女の唇、とても甘くございました」
唇を少し離しそう囁く乙羽に姫子は・・・。
「いやぁ!!・・・千歌音ちゃんっ!!」
千歌音ちゃん・・・とそう何度も叫ぶ姫子。
姫子にとって千歌音は掛け替えのない存在。
恋人、いや、もうそれすら次元を超えている
運命の想い人なのだ
そう・・・前世から破壊された世界の頃からずっと想い合ってきた
「やめてください、いやぁ!!千歌音ちゃ・・・っ!?」
姫宮千歌音の名を呼び続ける姫子に対して見下ろした乙羽は冷たく告げた。
「喚いても騒いでも泣いても誰も気付きませんし誰にも聞こえてはおりません、無駄な抵抗などなさらないでくださいませ」
姫宮邸は異常な広さなので声も聞こえにくい、当然聞く者などいない
「お嬢様はお休みになられました、私達の邪魔をする者はいませんわ、では・・・ふふ」
その声と同時にシーツを全て剥ぎ取ると姫子のパジャマを強引に剥ぎ取る
「やっ!?・・・んん」
姫子の悲鳴をキスで遮ると同時にパジャマを脱がす
脱がし終えると下着も全て剥ぎ取り投げ捨てる
「うう・・・(大神君の役立たず・・・)」
急きょだが大神神社
「ん?俺を誰か呼んだか?まあ気のせいだよな・・・」