乙橘学園寮のある一室。
ベッドである行為をしている2人。
「・・・姫子・・・うん、入れていいよ・・・っ」
「う、うん・・・入れるよマコちゃん」
早乙女マコトの穴に指を突っ込んだ、それが勢いのごとく踊り続ける
「ーーくうっ・・・えー・・・ああっ・・・!!!」
その瞬間マコトの股間からペニスが滝のように流れ出す
それはシーツを汚すほどで・・・それを舐める来栖川姫子。
これが快感なのだ、満足そうに親友のペニスを飲み干す姫子、その表情には達成感がある。
「ごめんねマコちゃん、痛くなかった?強く入れすぎたかな・・・」
「え?ああ、なんともないよ、それより姫子、私と宮様・・・どっちが気持ちいい?」
頬を染めながらそう問うマコト、いつもの元気なスポーツ少女とは違った一面だ。
下着を着けながら姫子は率直な意見を述べた。
「ごめんね・・・マコちゃん、私・・・体の相性はみや・・・ううん、千歌音ちゃんがいいみたい」
「そか、うん・・・仕方ないよ」
マコトもベッドの外に散らばってある下着を着ける
そのまま2人は制服を着るとペニスで汚れたシーツを拭き落ち着いた
「なんか今日は調子でないね」
「うん、でもマコちゃんも上手だよ、私・・・気持ちよかった・・・」
才色兼備、何100年と続く姫宮家のお嬢様。
美人で頭が良く運動神経も抜群だ
さらには学園内では宮様と呼ばれる人気を持つ姫宮千歌音。
そして姫子の正真正銘恋人である、姫子の運命の想い人
世界でたった1人姫子のことだけを待っていてくれた人その人だ。
貝合わせの相手でもある、そう・・・姫子にとってはこの世で一番大切な人であり愛する人だ。
「姫子、宮様にはここに来ることばれてない?大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、千歌音ちゃんね、私の言うことならなんでも信じてくれるの・・・お屋敷のメイドさんにもばれてないよ」
「まあ、私から見れば声かけれるようなお方じゃないし・・・あんたがほんとに羨ましいよ、それにしても姫子も悪だね~」
「え・・・?そうかな?そんなことないと思うよ、でも千歌音ちゃんに嘘ついちゃった・・・」
「まあ宮様を欺けるのはあんただけだね、さ、もう帰りな、宮様が心配してるよ」
「うん、そろそろ帰るね・・・またねマコちゃん」
「うん、あ・・・姫子」
「え・・・?あ、うん、そうだね」
玄関前でそっと唇を重ねる2人・・・。
姫子はマコトの背中にゆっくりと両腕を回した
「ん・・・」
ちゅ・・・はあ・・・んんっ・・・ちゃぷ・・・
それは親友同士の長いキスだった。
お互いの舌を口内で絡めあう、そしてお互いの唾液を舐め合う。
そっと唇を離すと唾液の糸が引いていた。
「ふう・・・私、あんたとこういうことしてるって宮様にばれたら学園に居られなくなるよ・・・」
「う、うん・・・でも大丈夫だよ、秘密の関係だから♪ふふ・・・マコちゃん陸上頑張ってね、じゃあまたね~!!!」
「まったくこの子は・・・まあいまのあんたには宮様がいるから心配ないけどさ、じゃ宮様に無礼のないように接するんだよ、またね」
早乙女マコトと別れ、学園寮を抜け出す姫子。
大丈夫、千歌音はいま生徒会のお仕事、お茶会、弓道、テニス、ピアノ、乗馬と忙しいはず
屋敷に先に帰ろう、大丈夫、ばれない・・・マコトとの逢引はばれてない。
姫子はこそっと誰にも見つからないように学園を飛び出した。
その日の夜、姫宮邸内。
とんとんとドアを叩く音がすると同時に姫宮千歌音の声が。
「来栖川さん、入るわよ、来栖川さん」
ネグリジェ姿の千歌音が入ってきた
お風呂上りでいつもながら黒長い髪が月のように神秘的に輝いている。
「千歌音ちゃん・・・どうかしたの?」
「いいえ、別に用はないのだけれど・・・貴女の顔が見たくて・・・姫子、いけなかったかしら?」
「ううん、いいよ」
ドアを閉めるとベッドで寝ている姫子に駆け寄る。
そして姫子の額を優しく撫でる、まずで熱を出した子供をみるようだ。
いまは平和だ、オロチといないし巫女の運命に巻き込まれることもない
こうして千歌音と愛し合っている。
「姫子・・・いいかしら?」
「うん、いいよ・・・」
姫子は起き上がるとベッドの傍らに寄り添う千歌音に対して目を閉じ見上げた。
そして千歌音の唇が姫子の唇に軽く触れゆっくりと離れた
「姫子、寒くない?もしそうなら用意させるわ」
「ううん、いいよ・・・千歌音ちゃんがこうして傍に居てくれるから、それだけで温かいの・・・」
「姫子・・・」
「私これからもお月様のために、千歌音ちゃんのためにお日様を照らし続けるね、うふふ・・・」
「姫子、ありがとう・・・」
数分後、眠りについた姫子に千歌音は・・・。
「好きよ・・・姫子・・・」
頬に軽くキスすると部屋を出た。
数分後、寝たふりをしていた姫子は姫宮千歌音が出て行くのを確認し、
「良かった、ばれてないよマコちゃん、千歌音ちゃんって騙しやすいね、ふふ・・・浮気ってスリルあるなあ・・・」
しかしその姫子の小さな声をドア越しで如月乙羽が聞いていたことは知る由もなかった。。。
END