とある、姫宮邸でも出来事。
自室でくつろいでいた姫子はドアをこんこんとノックする音に反応した。
「千歌音ちゃん・・?」
「申し訳ございません、お嬢様は来栖川様がお休みになった間にお出かけになられました」
「そ、そうなんですか」
「はい、私は来栖川様のベッドのシーツを取替えようかと、よろしいでしょうか?」
断る理由はない、自分は居候の身。
「では失礼致します」
しかし、入ってきた乙羽はドアを閉め身動きしなかった。
「乙羽さん・・?」
怪訝そうに顔をしかめ様子を伺う姫子に乙羽は・・。
「来栖川様、以前からお慕いしておりました」
「え?」
「好きでございます、来栖川様」
見つめていた姫子にぐいっと駆け寄った。
「あ、あの・・」
つい一歩下がる姫子。
しかし乙羽はさらにぐいっと詰め寄る。
目の前に居る使用人、千歌音の侍女でもある。
乙羽の迫力に押され一歩づつ下がる姫子。
しかし乙羽の詰め寄る速度のほうが速かった。
後ろ足で下がる姫子に追いつくと突然キスした。
「いやぁっ!!」
乙羽を突き放すと逃げるようにドアに駆け寄る。
しかし姫子の足は遅く簡単に追いつかれると体をくるっと回転させられ床に押し倒される。
そのまま乙羽に覆いかぶされ再び唇をガッチリ塞がれる。
「んっ・・」
両腕は押さえられ、乙羽の体重も加わり身動きが取れなかった。
ちゅるる・・はあ・・んんっ・・・ちゅ・・
乙羽からの強引な長いキスは、姫子を震え上がらせるのには充分だった。
乙羽に甘い唾液を吸われ戸惑う。
はっきり千歌音以外の人とキスするのは嫌だ、拒否している。
「んんっ・・」
姫子をキスから解放し、少し顔を離した乙羽は妖しく微笑んでいた。
「ふう、とても甘くて美味しいですわ、来栖川様の唇・・」
状況すら読めない姫子は混乱していた。
「好きですわ、来栖川様」
「え?そ、その・・」
「やっ!!は、離してください!!、どいてください!!」
抜け出そうとする姫子を嘲笑うかのようにさらに体重をかける乙羽。
乙羽自身相当の美人で体は細そうなのだが意外と腕に力がある。
いや、この場合姫子が非力すぎるだけなのかもしれないが。
「はあっ・・・はあっ・・」
「無駄でございます来栖川様、では・・教えてさしあげます、この乙羽が」
教える?なにを?頭のどこかでその意味には気付いていたが現実逃避していた。
「優しくしてさしあげますわ、来栖川様は初めてでしょうから」
「い、いやですっ!!は、離してくだ・・んんっ!?」
しかし姫子の言葉は乙羽のキスに遮られた。
「ん・・(い・・いやぁっ!!)」
押し倒され唇を塞がれ絶体絶命の姫子であった。
唇を完全に塞がれ、声すらあげられない。
絶望の淵に立たされた姫子の瞳には光るものが照らされた、ぽとりと・・・頬を流れている
姫子をキスから解放した乙羽は姫子の乙橘制服を引きちぎった。
「い・・いやぁ!!!」
下着が露になり、泣き叫ぶ姫子。
しかし乙羽は気にすることなくブラの上から姫子の胸を撫で回した
そして姫子の胸をはだけるようにブラを上にずらす
姫子の小さな、でも可愛らしい胸が乙羽の目の前で露になる。
「いやぁ・・見ないでっ・・・」
「ふふ、来栖川様の胸可愛いわ・・ねえ来栖川様、いえ・・・・・姫子」
姫子のキスに少し飽きた乙羽は姫子の唇から離れ乳首に食いつき吸い始めた
「やっ・・・やめてくだ・・っ」
液を味わいながら、片手でもう1つの胸を愛撫した。
その行為を続けていた乙羽。
しばらくすると姫子のスカートをめくる、そして千歌音のお下がりであるショートを脱がす。
「いや・・・やめてっ!!・・見ないで・・・ちか・・ね・・ちゃん・・」
「お嬢様はお出かけだと申し上げたはずです」
慌ててそこを両手で隠そうとした姫子。
しかし強引に両手をどかし閉めようとした両股を手でこれまた力尽くでどける。
そして舌を這いずりながらそこへ顔を近づけていく乙羽。
そして姫子の匂いを感じると・・・それを舐め始めた。
「いや・・・うう・・」
姫子の秘部は蜜のような香りがした、そう・・唇と同じでとても甘い・・。
「やめてっ!!・・いや」
「申し訳ありませんが聞き入れることはできません」
はっきりそう告げると姫子の両足を押さえつけた。
なんども秘部を嘗め回していくと、穴から姫子の愛液がゆっくりと流れ出しだ
「うう・・」
涙もかれ呆然としている姫子を横目に乙羽の行動は続く。
姫子の秘部はとても甘い、そう、乙羽の秘部を刺激するほどだ。
ぴちゃぴちゃっと・・・秘部を舐める音が部屋全体に静かに響く。
そして姫子のクリトリスに何度も舌を当てると・・・這いずりまわった。
「ふう、ご馳走様でした・・よかったですわ、来栖川様」
「・・・」
呆然とした表情の姫子に軽くキスすると耳元で囁いた
「千歌音お嬢様にはご内密に願いますね、ふふ・・では失礼します」
部屋を出て行く乙羽になど目をくれず・・ボロボロになった姫子は涙も枯れその場にしゃがみこむ
「千歌音ちゃん・・私・・ごめんね」
運命の想い人でなく侍女に処女を奪われたことを改めて実感し・・再び号泣した。
「うう・・千歌音ちゃん・・早く帰ってきて、早く・・」
姫宮邸外の大雨に掻き消えそうな声が静かな屋敷に響いていた。
END